年度始めに「目が重い」は危険信号!情報過多が引き起こす“眼筋拘縮”とは?


年度始めに潜む「情報過多ストレス」が引き起こす眼筋の拘縮とは?

春、4月。新しい年度が始まるこの季節は、環境の変化や新しい人間関係、新たな業務への対応など、日常の中に数多くの“変化”が混在します。特に、現代のビジネスパーソンや学生にとって、この時期は一種の「情報ラッシュ」とも言えるほど、さまざまなデータや連絡事項が飛び交うタイミングです。メール、チャット、SNS、会議資料、スケジュール、通知、通知、通知……。こうした情報の波に晒されることで、気づかぬうちに心身がストレス状態に陥ることがあります。

このような「情報過多ストレス」は、単なる精神的な負荷にとどまらず、身体にもさまざまな影響を及ぼします。中でも、見落とされがちなのが「眼筋(がんきん)」――つまり、目の筋肉への影響です。この記事では、年度始めに起こりやすい情報過多ストレスがどのように眼筋を拘縮(硬くなる・動きが制限される状態)させ、日常生活にどのような悪影響を及ぼすのかを詳しく解説します。


情報過多ストレスとは何か?

まずは、「情報過多ストレス」という概念を明確にしておきましょう。情報過多ストレス(Information Overload Stress)は、1970年代にすでに提唱されていた概念であり、「処理しきれないほどの情報を浴び続けることによって引き起こされる精神的・肉体的疲労状態」を指します。

現代ではスマートフォンやPC、タブレットなどが常に身近にあり、私たちは無意識のうちに大量の情報を浴びています。特に年度始めは、新しい人とのつながりや仕事の再編、システムの更新、研修などにより、通常の何倍もの情報に晒されるタイミングでもあります。

このような状況は、以下のようなストレス症状を引き起こします。

  • 判断力の低下

  • 集中力の欠如

  • 睡眠障害

  • 不安感やイライラ

  • 身体のこわばりや緊張

そしてこの中に、見過ごされがちな「目の疲れ」や「視界の不調」が含まれます。


眼筋の拘縮とは?

眼筋とは、眼球を動かす筋肉の総称で、主に以下の6つの外眼筋が該当します。

  1. 上直筋

  2. 下直筋

  3. 内直筋

  4. 外直筋

  5. 上斜筋

  6. 下斜筋

これらの筋肉がスムーズに動くことで、私たちは目線を上下左右に動かしたり、ピントを調整したりすることができます。

しかし、長時間にわたる情報処理(特に画面を通じた視覚情報の読み取り)によって、これらの筋肉は緊張状態に置かれます。例えば、

  • 長時間画面を凝視する

  • 瞬きの回数が減る

  • 近くのものばかりを見る

といった習慣は、眼筋の「動きの幅」を著しく狭めます。これが慢性化すると、筋肉が硬直し、血流も悪くなり、「眼筋の拘縮」という状態が生じます。


情報過多ストレスと眼筋拘縮の関係

ではなぜ、情報過多が眼筋拘縮につながるのでしょうか? その背景には、「脳と目の密接な連携関係」があります。

人間の脳は、視覚情報の処理において非常に大きなリソースを割いています。外部情報の約80%は視覚によって得られるとされており、脳は常に目から入る情報を処理し続けています。つまり、目=視覚系が酷使されるということは、脳も常にフル稼働している状態ということです。

年度始めのように、情報の洪水に晒されている時期には、脳は「常に対応しなければならない状態」にあり、副交感神経の働きが抑えられた交感神経優位の状態が続きます。これはストレス状態そのものです。

この状態が続くと、

  • 目のピント調整を司る毛様体筋が緊張

  • 外眼筋の緊張が持続

  • 血行不良によって筋肉が酸欠状態に

といった連鎖が起こり、結果として眼筋の拘縮が進行します。


眼筋拘縮によって現れる症状

眼筋が拘縮すると、以下のような症状が現れます。

  • 視界のぼやけ

  • 焦点が合わない

  • 頭痛や肩こり

  • 眼精疲労

  • 目の奥の痛み

  • 眩しさの過敏

  • 吐き気やめまい(視覚と身体のバランス感覚がズレるため)

これらは単なる「目の疲れ」では済まされない場合も多く、放置すれば自律神経の乱れや慢性疲労、うつ症状にまで発展する可能性があります。


年度始めの眼筋拘縮を防ぐ・改善する方法

では、年度始めに起こりやすい眼筋拘縮を予防・改善するにはどうすればよいのでしょうか?以下に具体的な対策を挙げていきます。

1. 情報接触時間をコントロールする

情報を「すべて処理しなければならない」と思い込まず、以下の工夫を取り入れましょう。

  • メール・チャットは時間を決めて処理

  • 通知のオフ設定

  • SNSやニュースアプリの使用時間制限

2. 画面作業中の「20-20-20ルール」を意識

20分に1回、20フィート(約6メートル)先を20秒間見ることで、眼筋の緊張を和らげる方法です。

3. ホットアイマスクや蒸しタオルで眼球周囲を温める

血行促進によって筋肉の柔軟性を保ち、拘縮を防ぎます。寝る前や休憩時間におすすめです。

4. 眼球運動(アイエクササイズ)を取り入れる

  • 上下左右にゆっくり目線を動かす

  • 8の字を描くように目を動かす

  • ピントの遠近切り替え練習

これらを1日2~3回、1セット1分程度取り入れるだけでも効果的です。

5. 姿勢を整える

姿勢が悪いと目線も不自然になり、余計な負担が眼筋にかかります。正しい姿勢を意識し、モニターの高さや距離も調整しましょう。


まとめ:目の不調は、心と身体の「情報過多アラーム」

年度始めに起こる眼筋の拘縮は、単に目の使い過ぎというだけではなく、脳と心のストレス状態が反映された「身体からのサイン」です。

目の疲れや視界の不調を感じたら、それは「今の情報量、多すぎるよ」という身体からのアラームかもしれません。意識的に情報との距離をとり、眼筋に休息を与えることは、心の健康を保つことにも直結します。

この春、新しいスタートを切るあなたの視界が、常にクリアで快適であるように。ほんの少しのセルフケアを日常に取り入れてみてください。


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