4月に増える
「ブルーライト依存症」と視神経疲労の関連
はじめに
春の訪れとともに、多くの人が新しい生活のスタートを切る4月。入学、入社、部署異動、転勤など、新しい環境への適応が求められるこの時期は、スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスの使用頻度が一気に増える季節でもあります。履修登録や業務手続き、メールのやり取り、新しい人間関係の構築など、さまざまな情報収集・管理にスクリーンが欠かせない時代において、「ブルーライト依存症」とも言うべき状態に陥る人が増加する傾向があります。
この「ブルーライト依存症」が問題となるのは、単に目の疲れだけにとどまらず、視神経疲労、睡眠障害、精神的ストレスなど、身体や心に多大な影響を与えることがわかってきているからです。本記事では、4月に増加するブルーライト依存症の実態と、それに伴う視神経疲労のメカニズム、さらに予防や改善のための具体的な対策について詳しく解説していきます。
ブルーライトとは何か?
ブルーライトとは、波長が約380〜500ナノメートルの青色の可視光線で、エネルギーが非常に高く、網膜まで到達しやすい性質を持っています。太陽光にも含まれていますが、LED照明、スマートフォン、パソコン、タブレット、テレビなどのデジタルデバイスからも大量に放射されているため、私たちは日常的にこの光を浴びている状態です。
特に夜間にブルーライトを浴びると、体内時計が狂い、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制されることが知られています。そのため、「寝る前のスマホは睡眠に悪い」とされているのです。
4月にブルーライト依存症が増える理由
1. 新生活でのデジタル依存
4月は新年度のスタート。大学生や新社会人にとっては、スマホでのスケジュール管理やオンライン授業、ビジネスチャット、メール対応など、デジタル機器の使用が急激に増えるタイミングです。オンライン研修やeラーニングも一般的になり、画面を見続ける時間が長くなります。
2. 慣れない業務・学習の負担
新しい業務内容や勉強内容に集中するあまり、デジタル機器に頼り切る時間が増加します。視線を近距離に集中させたまま、休憩を取らずに作業を続けることで、目への負担は蓄積され、ブルーライトによる悪影響も増大します。
3. 社会的つながりの変化
新しい友人・同僚との連絡手段として、LINEやSNSのチェック頻度が上がることも要因の一つ。特に新生活で孤独を感じやすい人は、SNSを介しての交流に依存する傾向が強くなり、無意識のうちにブルーライトを浴び続けてしまうのです。
視神経疲労の正体とメカニズム
視神経疲労(ししんけいひろう)とは、長時間の視覚的な負荷により、目の奥にある視神経や周囲の筋肉が過度に緊張し、疲弊してしまう状態を指します。眼精疲労の一種であり、目の疲れだけでなく、頭痛、肩こり、吐き気、集中力の低下など全身に影響を及ぼすこともあります。
視神経疲労の主な原因
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長時間の近距離視作業(読書、パソコン作業など)
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不適切な照明や姿勢
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矯正不良のメガネ・コンタクト
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ドライアイ
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精神的ストレス
特に、ブルーライトは高エネルギーでピントを合わせづらいため、網膜に届く過程で目の筋肉に常に調整を強いることになります。その結果、視神経に負担がかかり、視神経疲労が引き起こされやすくなるのです。
ブルーライト依存症の症状
ブルーライトに過剰に曝露されたことによる依存症的症状には以下のようなものがあります:
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視覚の不快感:目の乾燥、痛み、かすみ、視力低下
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睡眠障害:入眠困難、夜中に目が覚める、朝起きづらい
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情緒不安定:イライラ、不安感、集中力の低下
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身体の不調:肩こり、頭痛、首の痛み、倦怠感
これらは一見、デジタル過多による「一時的な不調」と見なされがちですが、放置しておくと慢性化し、生活の質を大きく損なう恐れがあります。
具体的な対策と予防法
1. スクリーンタイムの見直し
1日のうち、連続してスクリーンを見る時間を60分以下に抑え、最低でも5〜10分の休憩を挟む「60/10ルール」を導入しましょう。また、スマホの設定で1日の使用時間の上限を設けるのも効果的です。
2. 画面の明るさと色調を調整
日中は自然光に合わせて画面の明るさを調整し、夜間はブルーライトカットモードやナイトモードを使用することをおすすめします。専用のブルーライトカット眼鏡を使用するのも◎。
3. 目を休ませる習慣を持つ
「20-20-20ルール」も有効です。20分に1度、20フィート(約6メートル)先を20秒間見ることで、ピント調整に使う毛様体筋の緊張を和らげることができます。
4. 睡眠の質を高める工夫
就寝1時間前にはスマホやパソコンの使用をやめ、部屋の照明もやや暗めにして、脳と体を「休むモード」に導くようにします。代わりに読書やストレッチなど、リラックスできる活動を取り入れましょう。
おわりに
4月は新生活の始まりという明るい希望と同時に、心身への負担が大きくなる時期でもあります。ブルーライト依存症と視神経疲労は、現代のライフスタイルにおいて避けては通れない課題ですが、適切な対策を講じることで、リスクを大きく軽減することが可能です。
目の健康を守ることは、心の健康、ひいては全身の健康を守ることにもつながります。自分の「視界」と「視点」を大切にし、スクリーンとの距離を見直す春にしていきましょう。
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