1.むくみが起こるメカニズムと対策の基本
1-1.むくみの原因
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塩分の取りすぎ・水分停滞:余分な塩分や水分が血管外ににじみ出し、間質に溜まる。
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血流・リンパの滞り:長時間の立ち仕事、運動不足、冷えなどで血管・リンパの流れが悪くなる。
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ホルモンバランス:女性の生理前や更年期によるホルモン変動で水分分布が偏る。
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たんぱく不足・血管漏出:低蛋白状態では血管内の水分保持力が低下しやすい。
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代謝異常や内臓疾患:腎機能・心機能・肝機能低下などでもむくみやすくなる。
1-2.解消法の基本ポイント
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塩分を控える ⇒ 水分保持を減らす
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カリウムやマグネシウムを摂る ⇒ 利尿作用で余分な水分捨てる
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低脂質・高たんぱくでむくみにくい体をつくる
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血流・リンパを良くする生活習慣
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むくみに良い食材を旬に取り入れることで効率的に栄養補給
2.むくみ解消に効果的な旬の食材トップ7
以下では、むくみに効く季節の食材を、特徴・含まれる栄養・調理法・レシピ例とともに詳述します。日本の四季に合わせて紹介しますので、旬を上手に活かしてください。
2-1.枝豆(夏)
特徴・メリット
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ビールなどの栄養バランス食として人気だが、実はむくみ改善にも◎
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カリウムが豊富で、余分なナトリウム・水分を体外に排出
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タンパク・食物繊維・ビタミンB群も豊かな優秀食材
主な栄養素(100g あたり)
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カリウム:約540mg
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マグネシウム:約64mg
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タンパク:約11g
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食物繊維:約5g
※茹でると多少減るが、薄皮ごと調理すれば効率よく摂取可能
調理のポイント・レシピ例
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茹で枝豆+粗塩:流水で下洗いし、軽く塩ゆでした後、冷やして食前の“おつまみ”にも◎
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枝豆入り冷茶漬け:むくみが気になる夏の食欲低下期におすすめ。枝豆・大葉・梅干し少々で爽やかに。
2-2.冬瓜(夏〜早秋)
特徴・メリット
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カリウム&水分含有量大。カロリーも極めて低い(100gあたり10kcal程度)
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含まれる瓜ペクチンにはむくみ改善・消化促進作用
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煮崩れしにくく、出汁との相性も抜群
主な栄養素(100gあたり)
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カリウム:約120mg
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水分:約95%
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食物繊維:約0.5g
調理のポイント・レシピ
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冬瓜スープ:昆布&鶏だしで柔らかく煮込み、むくみを流す塩分控えめ仕様
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冬瓜の冷やし煮:薄味で冷やし、茹でた青葱やおろし生姜をかけて風味アップ
2-3.きゅうり(初夏〜夏)
特徴・メリット
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低カロリー&カリウム多。水分も80%以上
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シンプル・即席でむくみケア可能
主な栄養素(100gあたり)
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カリウム:約150mg
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水分:約96%
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ビタミンK・Cなども含む
調理例
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浅漬け:塩もみ→酢・砂糖少々・半日冷蔵保存 →利尿作用と清涼感
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きゅうりスムージー:無糖ヨーグルト・ミントと共に。水分代謝アップ。
2-4.トマト(夏)
特徴・メリット
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リコピン・カリウムの宝庫。良質な抗酸化作用あり
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利尿効果とむくみに強い抗炎症作用がある
主な栄養素(100gあたり)
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カリウム:約250mg
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リコピン:約3mg
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ビタミンC・ビタミンE・β‑カロテンなど
調理例
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冷製トマトマリネ:トマト・玉ねぎ・お酢・EXバージンオイル。お酢とオイルでむくみ対策強化
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トマトスープ:おろし生姜&コンソメと合わせて、むくみと冷え対策に
2-5.パイナップル(夏)
特徴・メリット
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ブロメライン(消化酵素)+カリウム多数
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消化を助けつつ余分なたんぱく質の排出と水分代謝改善
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甘みでデザート感覚
主な栄養素(100gあたり)
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カリウム:約110mg
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ビタミンC:48mg
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食物繊維:1.4g
調理例
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カットパイナップル:食後にそのままで
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冷製スムージー:ヨーグルト・ミント・氷で爽快
2-6.モロヘイヤ(夏)
特徴・メリット
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カリウム・カルシウム・マグネシウム豊富、ネバネバ成分で塩分吸着の吸湿排出
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β‑カロテンも多く粘膜維持・抗炎効果あり
主な栄養素(100gあたり)
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カリウム:約490mg
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食物繊維:約2.5g
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β‑カロテン:約16,500µgRE
調理例
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モロヘイヤのおひたし:お浸し+少量醤油
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モロヘイヤ冷製スープ:ブレンダー/ミキサーで食べやすく。
2-7.冬の根菜類(冬)
冬は温め&血行促進がむくみ改善の鍵。カリウム豊富な根菜を活用しましょう。
大根・かぶ
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カリウム豊富・消化酵素あり。大根おろし冷えケアにも好適
ごぼう
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食物繊維とサポニンで利尿・血流改善
里芋
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カリウム多・水溶性食物繊維ペクチンでむくみ防止
3.効果を高める調理・食生活ポイント
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加熱しすぎない:ビタミンミネラルを極力過失しない
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塩分コントロール:出汁や香味野菜を最大活用
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食事バランス:高たんぱく・良質脂質と野菜果物を必ず組合せ
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水分タイミング:起床後・食間などに水分代謝促進を意識
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香味素材活用:生姜・ネギ・ニラなどで冷えや代謝もサポート
4.サンプル献立プラン(1週間分)
月曜(暑い午後)
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朝:枝豆と大葉の玄米おにぎり+きゅうり浅漬け
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昼:トマトとモロヘイヤの冷製スープ+サラダチキン
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夜:冬瓜と鶏ささみの塩麴スープ+おろし大根
火曜(曇天)
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朝:モロヘイヤおひたしと納豆ご飯
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昼:冬瓜冷やし煮+枝豆おかか和え
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夜:きゅうりとパイナップルのフルーツサラダ
…(中略)
冬や変わりやすい季節にむくみやすい方も、旬の野菜を取り入れることで「無理なく」「続けられる」むくみ対策が可能です。
5.生活習慣の補足アドバイス
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下半身マッサージ:寝る前5分で足首からふくらはぎへ手のひら圧で流す
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軽い有酸素運動:週3~4回、ウォーキングやストレッチ
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入浴(半身浴):冷えと血行不良に対して効果的
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足元の冷え対策:夏でも靴下で蒸れない素材を活用
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規則正しい排尿習慣:我慢せずトイレへ行く
6.専門家からのワンポイントコメント
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栄養士:むくみ相談の背景には「塩分過剰」「冷え」「筋肉量不足」が多く、まずは食事の改善と日常的な「流れ作業」を意識してほしい。
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ドクター:糖・塩分の摂りすぎや運動不足の放置は循環器系の負担に繋がるので、むくみは“体からのSOSサイン”として軽視しないで。
7.まとめ
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むくみ対策にはカリウム・マグネシウム・食物繊維を含む旬の食材を積極的に取り入れよう
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枝豆・冬瓜・きゅうり・モロヘイヤ・トマト・パイナップルなど、季節に応じた食材で“無理なく”続けられる献立を構築
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調理法は“塩分控えめ/ビタミンミネラルを残す方法”を意識
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食生活だけでなく「日常の循環促進習慣」も取り入れることで、むくみのリスクを大きく減らせます
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このように、旬の食材を上手に組み合わせることで、内側からむくみを解消し、すっきり感や代謝アップにつなげることができます。美味しく楽しみながら、むくみにサヨナラしましょう!
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