【衝撃】水を飲みすぎると“疲れる”って本当?その理由と正しい飲み方とは


水の摂りすぎで体がだるくなる?──水分摂取のバランスを考える

「水はたくさん飲んだほうがいい」と、健康意識の高まりとともに耳にする機会が増えました。特に美容やダイエット、デトックス目的で1日2リットル以上の水を飲んでいるという人も多いのではないでしょうか。

しかし、その一方で「水をたくさん飲むようにしてから、体がだるくなった気がする」「むくみやすくなった」「疲れが取れにくい」といった声も少なくありません。

実は、水分の摂りすぎは、思っている以上に体調に影響を及ぼすことがあります。本記事では、水分の摂取過多によって起こりうる体の不調や、そのメカニズム、そして健康的な水分摂取のバランスについて、科学的な視点から詳しく解説します。


1. 水分の基本的な役割と必要量

人間の体の約60%は水分でできており、水は生命維持に欠かせない要素です。体内で水分は、体温調節、老廃物の排出、栄養素の運搬、代謝の調整など多くの働きを担っています。

厚生労働省によると、1日に必要な水分量は約2.5リットルとされており、そのうち食事から約1.3リットル、体内代謝によって約0.3リットルが得られます。残りの約0.9〜1.2リットルを飲み物から補うのが理想とされています。

しかし「たくさん飲めば健康に良い」との誤解から、1日3リットル以上の水を摂取する人も増えています。では、どこからが「飲みすぎ」になるのでしょうか?


2. 「水の飲みすぎ」が体に与える影響

■ 腎臓の処理能力を超えると…

成人の腎臓は、1時間あたり約0.8〜1.0リットルの水を排出する能力しかありません。これを超える量の水を短時間で摂取すると、尿として排出しきれず、体内に水がたまり始めます。

その結果、細胞内外の水分バランスが崩れ、「希釈性低ナトリウム血症」と呼ばれる状態になることがあります。これは血液中のナトリウム濃度が極端に下がり、以下のような症状を引き起こします。

  • 強いだるさ・倦怠感
  • 頭痛
  • 吐き気
  • めまい
  • 集中力低下
  • けいれん
  • 最悪の場合は意識障害や昏睡

■ 電解質バランスの乱れ

水を多く飲みすぎると、尿と一緒にナトリウムやカリウム、マグネシウムなどの必須ミネラルも排出されます。これが「電解質のアンバランス」を引き起こし、筋肉のけいれん、不整脈、血圧の異常、むくみなどの不調を招く原因となります。

■ 自律神経の乱れとむくみ

水分過多は、体の冷えや自律神経の乱れにもつながります。特に東洋医学では「水毒」と呼ばれ、冷え性、頭痛、肩こり、胃腸不良、むくみなどを引き起こすとされています。

また、体が水分をうまく排出できずに余分な水が溜まると、血液循環が悪くなり、疲労感や倦怠感が慢性化しやすくなります。


3. 「体がだるい」は水分の摂りすぎサインかも?

日常の中で以下のような体調不良を感じている場合、実は水分の摂りすぎが原因かもしれません。

  • 朝起きても疲れが取れていない
  • 夕方になると足がむくむ
  • 水をよく飲んでいるのに喉が渇く
  • 頻繁にトイレに行く
  • 食後に胃が重たくなる
  • 集中力が続かない
  • 頭がぼんやりする、または痛い

これらの症状は、すべて水分摂取過多や電解質の乱れによる典型的なサインです。


4. 自分に合った水分量を知るには?

適正な水分量は人によって異なります。年齢、性別、体重、活動量、気温などの要素により変動します。以下のような基準を目安に、自分に合った水分摂取を意識することが大切です。

■ 体重から換算する

一般的に「体重1kgあたり30〜40mlの水」が1日の目安です。
例えば体重60kgの人なら、60×35=2.1リットルが適正量です。

■ 活動量・気温による調整

運動量が多い人や、暑い季節には汗として失われる水分量が増えるため、やや多めに補給する必要があります。一方、デスクワーク中心であまり汗をかかない人は、控えめでもOKです。

■ 尿の色で確認

健康な尿は「レモン色程度」。無色透明で頻繁に尿意がある場合は、飲みすぎの可能性があります。逆に濃い黄色で量が少なければ、脱水のサインです。


5. 水分摂取で「だるさ」を回避するポイント

■ 一気飲みはNG!こまめに分けて飲む

水分は「一度に大量に摂る」のではなく、「こまめに少量ずつ」摂取することが理想です。目安としては、1回にコップ1杯(約200ml)を1〜2時間ごとに飲むのが望ましいです。

■ 水だけでなく、塩分・ミネラルも摂取

特に運動や汗をかいた後には、水分だけでなく塩分やミネラルも補給しましょう。スポーツドリンクや経口補水液、味噌汁、梅干しなどが効果的です。

■ 食事からの水分も計算に入れる

スープ、果物、野菜などにも水分は多く含まれています。食事に含まれる水分を意識することで、無駄な飲水を減らせます。


6. 特に注意したい人たち

以下の人は、過剰な水分摂取による悪影響を受けやすいため、特にバランスに注意が必要です。

  • 腎臓に疾患を持つ人
  • 高齢者(腎機能の低下により水分処理が追いつかない)
  • 精神的に「水を飲まなければ不安」と感じる人
  • 過去に低ナトリウム血症の経験がある人

まとめ:水は「多ければ良い」ではない

水分は健康にとって欠かせない要素ですが、「飲めば飲むほど体に良い」というのは誤解です。必要以上に水を摂取すると、かえって体調不良を引き起こすリスクがあります。

「水の摂りすぎで体がだるくなる」のは、決して珍しいことではなく、科学的に説明がつく現象です。むしろ、むくみやだるさ、集中力の低下、疲労感が慢性化している場合、まず水分の摂り方を見直すことが大切かもしれません。

最も大切なのは、「体の声を聞くこと」。喉が乾いた時に飲み、尿の色や体調の変化を観察しながら、自分に合った水分バランスを保つことが、健康と快適な日常の第一歩です。


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