【見逃し厳禁】湿度が高い季節の「隠れ脱水」対策とは?知らずに進行する脱水症の怖さと今すぐできる予防法
はじめに:汗をかかなくても脱水は進行している?
夏本番や梅雨の時期になると、多くの人が「熱中症対策」を意識するようになります。しかし、その対策が「喉が渇いたら水を飲む」「暑くなったらエアコンをつける」といった“表面的な対処”に留まっている人が少なくありません。とくに湿度が高い季節には、自覚のないまま体の水分がじわじわ失われていく「隠れ脱水(かくれだっすい)」が問題になります。
このブログでは、見過ごされがちな「隠れ脱水」の仕組みとその対策について、パーソナルトレーナー目線から詳しく解説します。
隠れ脱水とは?―水分不足に気づけないカラダのサイン
隠れ脱水とは、体内の水分が不足しているにも関わらず、明確な症状が出にくいために本人も周囲も気づきにくい状態を指します。通常の脱水症は、喉の渇き、めまい、発熱などの症状が出て初めて認識されますが、隠れ脱水ではそれらが“潜在的に進行”しているのが特徴です。
とくに湿度が高い季節は、汗が蒸発しにくく体温調節がうまくいかなくなり、かえって水分の喪失に拍車がかかります。それに加えて、「そんなに暑くないから」「汗をかいていないから」と水分補給を怠ることで、脱水がじわじわと進行していきます。
湿度が高い季節に脱水が進む理由
湿度が高いと皮膚からの「汗の蒸発」が抑えられます。実は、汗の“蒸発”によって熱が体外に放出されることで体温が調節されているのですが、湿度が高いとこの機能が妨げられるのです。すると、体は体温を下げようとさらに汗を出し続け、水分と電解質が余分に失われてしまいます。
また、エアコンの効いた部屋に長時間いると、実は空気が乾燥していることも多く、皮膚や粘膜、呼吸による水分喪失が知らず知らずのうちに起こります。汗をかいていない=水分を失っていない、というのは大きな誤解です。
隠れ脱水のサインを見逃すな!チェックリスト
以下のような症状に心当たりがある人は、すでに「隠れ脱水」が始まっているかもしれません。
- 起床時に頭痛や倦怠感がある
- 口の中が粘つく、唾液が少ない
- 皮膚のハリがなくなる
- トイレの回数が減った(または尿の色が濃い)
- 食欲が落ちる
- めまいや立ちくらみがある
- 集中力が続かない
- 手足がつることが多くなった
これらは水分と電解質のバランスが崩れているサインです。気づかぬうちに体はSOSを出しているのです。
水分補給だけでは不十分?電解質の重要性
「水分を摂っていれば大丈夫」と思っていませんか?実は水分だけを摂っても、体はそれをうまく保持できないことがあります。理由は「ナトリウム(塩分)」などの電解質も同時に失われているからです。
特に発汗が多い人やスポーツをする人は、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどの電解質を補わないと、筋肉のけいれんや不整脈などを引き起こす可能性があります。
おすすめは、以下のような水分補給法です。
- 経口補水液(OS-1など)
- 自作のスポーツドリンク(塩+はちみつ+レモン+水)
- フルーツ(スイカ、メロン、グレープフルーツなど)
- 具だくさんの味噌汁やスープ
トレーナーが勧める!隠れ脱水対策5選
1. 「喉が渇く前」に飲む
喉が渇いたと感じた時点で、体はすでに1〜2%の水分を失っています。理想は1時間ごとにコップ1杯(150〜200ml)を目安に、こまめな水分摂取を心がけましょう。
2. 起床後と就寝前は「必ず飲む」
睡眠中はコップ1〜2杯分の水分が失われるため、起床時にはまず常温の水を一杯。寝る前も軽く水分を入れてから寝るのが理想です。
3. 塩分を適度に摂取する
水分だけでなく、適切な塩分摂取も重要です。梅干しや味噌汁など、昔ながらの和食は理にかなった“隠れ脱水対策食”です。
4. 温度・湿度を「見える化」する
部屋の中でも湿度が60%以上になると蒸発が妨げられます。湿度計と温度計をセットで使い、エアコンのドライ機能や除湿機を活用しましょう。
5. 汗の状態を観察する
汗がベタつく、いつまでも乾かない、などの感覚があれば要注意。これは蒸発がうまくいっていない証拠です。運動後の着替えやタオルオフも忘れずに。
食事からの水分摂取も意識しよう
水分補給は飲み物だけではありません。食事の中にも水分は含まれており、「汁物」「果物」「野菜」「冷奴」などのメニューは立派な水分源です。
たとえば:
- きゅうり、トマト、レタスなどは水分含有量が90%以上
- すいかは水分とカリウムが豊富
- 味噌汁はナトリウム補給にも最適
「食べながら水分を摂る」という意識を持つだけで、隠れ脱水のリスクは大きく減らせます。
高齢者や子どもは特に注意!
特に高齢者は「喉の渇きを感じにくい」「腎機能の低下」「飲むのを忘れる」などの理由で隠れ脱水のリスクが高いと言われています。また、乳幼児も体重あたりの水分喪失量が多いため、日常的な観察と声かけが重要です。
「おしっこの色は?」「今日、水分どれくらい飲んだ?」など、家族間での声かけチェックを習慣にしましょう。
まとめ:湿度の高い季節は“水+塩+意識”がカギ!
湿度が高い日本の夏、特に梅雨から初夏にかけては、汗が乾きにくく、脱水に気づきにくい“隠れ脱水”が急増します。
しかし対策はとてもシンプルで、
- 喉が渇く前の水分補給
- 電解質(塩分)の意識的摂取
- 温湿度管理
- 食事からの水分確保
- 体調のこまめな自己観察
これらを習慣にするだけで、重篤な脱水症や熱中症の予防につながります。
身体の水分バランスは「健康の土台」です。今日からあなたも、“水”を味方に、見えない脱水に打ち勝ちましょう!
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