日別アーカイブ: 2025年5月27日

「朝早く目が覚めるのは日差しのせい!?」体内時計の前倒しとその対策を徹底解説!

日差しの変化が与える体内時計の“前倒し”とその対策

はじめに

現代人の生活は、自然の光と密接に関係しています。特に日差し、つまり太陽光は、私たちの体内時計を調整するうえで欠かせない重要な役割を果たしています。季節や生活環境の変化によって日照時間が増減すると、体内時計にズレが生じ、それが心身の健康に影響を及ぼすことがあります。

この記事では、「日差しの変化が体内時計を前倒しにするメカニズム」と、それによって引き起こされる問題、さらにはそれに対処するための具体的な方法について、科学的根拠に基づきながら詳しく解説していきます。


体内時計とは何か

私たちの体には、約24時間周期の「体内時計(サーカディアンリズム)」が備わっており、これは睡眠や覚醒、体温、ホルモン分泌、消化活動などをコントロールしています。体内時計の中心は脳の視交叉上核(SCN)と呼ばれる部位にあり、ここが全身の臓器や細胞にある「末梢時計」と連携して、1日のリズムを調整しています。

ただし、この体内時計の周期は正確に24時間ではなく、多くの人では24時間10分前後と、わずかにズレがあります。放置するとリズムが毎日少しずつ遅れてしまうため、外部からの「時刻合わせ」が必要になります。それを行う最大の手段が「光」、特に朝の太陽光です。


日差しの変化と体内時計の前倒し

光が体内時計に与える影響

太陽光、特に朝の強い光は、体内時計を「前倒し」する働きを持っています。つまり、早く目覚めて早く眠くなるという方向にリズムを調整します。これは、メラトニンというホルモンの分泌に関係しています。メラトニンは「眠気を促すホルモン」として知られており、通常は夜間に分泌が高まり、朝になると光の刺激によって分泌が止まります。

しかし、日差しが強くなる春から夏にかけては、日の出が早まり、朝早くから光を浴びる時間が増えるため、メラトニンの分泌が早めに止まり、結果として体内時計が前倒しになります。

前倒しの影響

体内時計の前倒しは、生活スタイルに合致していれば健康的とされますが、合わない場合は次のような不調を招くことがあります。

  • 早朝覚醒:必要以上に早く目が覚めてしまい、その後再度眠れなくなる

  • 日中の眠気:睡眠時間が不足し、日中の集中力やパフォーマンスが低下

  • 睡眠の質の低下:深い眠りが得られず、疲労感が残る

特に高齢者は、体内時計が加齢によって前倒しになりやすく、こうした影響が顕著に現れます。


日差しによる前倒しを防ぐ・緩和する方法

1. 夜間の光暴露で体内時計を遅らせる

体内時計は夜間に強い光を浴びることで、後ろ倒し(遅らせる)方向にリセットされます。特に、夜の9時〜11時ごろに明るい環境で過ごすことで、前倒しを防ぐことができます。

ただし、スマートフォンやパソコンの画面の光は「ブルーライト」が多く含まれており、体内時計を遅らせる効果が強く出すぎることもあります。そのため、適切な強度の照明(300〜500ルクス)で、間接照明を使ったり、ブルーライトカット眼鏡を活用するのも有効です。

2. 朝の強い光を避ける

朝の光を極端に浴びすぎないようにする工夫も有効です。外出の際にはサングラスを使用したり、カーテンで朝の直射日光を遮るなどして、光の量をコントロールしましょう。

特に夏場は朝5時〜6時台から強い日差しが差し込むため、遮光カーテンの使用が効果的です。

3. 夕方の散歩を取り入れる

夕方の自然光は、体内時計を大きく動かさずに、心身のリラックスを促す効果があります。1日の終わりに軽い運動とともに夕方の光を浴びることで、ストレス軽減とともに体内時計のバランスも整いやすくなります。

4. 一定の睡眠スケジュールを保つ

週末の寝だめなどで睡眠リズムを乱すことは、体内時計のズレを助長します。毎日できるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きることを心がけましょう。

特に平日と週末で2時間以上のズレがあると、「社会的時差ボケ(ソーシャル・ジェットラグ)」を引き起こし、体内時計の乱れと日中の眠気、パフォーマンス低下につながります。

5. 光療法の活用

どうしても体内時計の前倒しが改善されない場合には、専門機関での光療法を検討するのも一つの方法です。光療法は、一定の時間に一定の強度の光(10,000ルクスなど)を人工的に浴びる治療法で、体内時計を整える医療行為の一種です。


おわりに

日差しの変化は、私たちの体内時計に直接的かつ強力な影響を与えます。特に春から夏にかけて日照時間が長くなり、朝の光が強くなると、体内時計が前倒しになりやすくなります。これによって生活のリズムが崩れ、不眠や早朝覚醒、日中のパフォーマンス低下といった問題が起こる可能性があります。

しかし、適切なタイミングで光を調整したり、生活習慣を見直すことで、体内時計を無理なくコントロールすることは十分に可能です。サングラスの活用、夕方の散歩、規則正しい生活、光の工夫などを日常に取り入れることで、健康的で安定したリズムを維持しやすくなります。

これからの季節の変わり目に向けて、光と体内時計の関係を理解し、自分の生活に合った調整法を実践していくことが、心身の健康を守るための重要なポイントになります。


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