「新茶があなたの肝臓を救う!?カテキンの驚きの効果とは」


新茶シーズン到来!カテキンによる肝臓機能サポートについて

春の訪れと共に「新茶」の季節がやってきました。若葉の爽やかな香りとまろやかな味わいを楽しめるこの時期は、緑茶の魅力を最も感じられるシーズンでもあります。日本では古くから「お茶は万病の薬」として親しまれてきましたが、現代の科学でも緑茶に含まれる成分「カテキン」の健康効果が続々と解明されています。

中でも注目されているのが、カテキンの肝臓への作用です。私たちの体にとって「化学工場」とも呼ばれる肝臓は、栄養の代謝、毒素の分解、ホルモンの調整などを担う極めて重要な臓器です。しかし、食生活の乱れ、アルコールの摂取、ストレス、薬剤の影響などで、現代人の肝臓は日々過酷な環境に晒されています。そこで、緑茶に含まれるカテキンがどのように肝機能をサポートし、健康維持に役立つのかを深掘りしていきます。


カテキンとは何か?

カテキンは、ポリフェノールの一種で、緑茶、特に煎茶や玉露、抹茶などに多く含まれる苦味成分です。代表的なカテキンには以下のような種類があります:

  • エピガロカテキンガレート(EGCG)

  • エピカテキンガレート(ECG)

  • エピガロカテキン(EGC)

  • エピカテキン(EC)

特にEGCGは緑茶カテキンの中で最も多く、最も強力な生理活性を持っているとされており、多くの研究がこのEGCGを対象に行われています。


肝臓の基本的な役割

肝臓は、主に次の3つの重要な働きをしています:

  1. 代謝機能:食事から得た栄養素を分解し、体に必要な形に変換。

  2. 解毒機能:体内に侵入した毒素や薬物を分解し、無害化。

  3. 胆汁の生成:脂肪の消化を助ける胆汁を分泌。

これらの機能を維持することは、健康に生きるために不可欠です。


カテキンが肝臓に与える影響

1. 強力な抗酸化作用で肝細胞を守る

カテキンの最大の特徴は、その抗酸化作用です。肝臓は代謝によって大量の活性酸素を生み出すため、酸化ストレスに非常に弱い臓器です。活性酸素は細胞膜やDNAを傷つけ、肝機能低下や炎症、さらには肝硬変や肝臓がんの引き金にもなりかねません。

カテキン、特にEGCGはこの活性酸素を除去し、肝細胞を酸化ダメージから守ることが多くの研究で示されています。例えば、肝障害モデルのマウスにEGCGを投与した実験では、肝細胞の炎症や脂質過酸化が抑制され、ALT(アラニントランスアミナーゼ)やAST(アスパラギン酸トランスアミナーゼ)といった肝機能マーカーの値も改善しました。

2. 脂肪肝の予防と改善

現代人に急増している脂肪肝。過剰な脂質摂取や運動不足が原因で肝臓に中性脂肪が蓄積し、無症状のうちに進行する恐ろしい疾患です。放置するとNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)や肝硬変に進展する恐れもあります。

EGCGは脂肪酸の酸化を促進し、脂質の蓄積を抑える働きがあります。研究では、高脂肪食を与えたマウスにEGCGを与えたところ、肝臓における脂質の沈着が有意に抑制され、脂肪肝の予防につながるという結果が出ています。

さらに、EGCGはAMPKという酵素を活性化させ、脂質の合成を抑え、脂質代謝を促進するメカニズムも報告されています。

3. 炎症の抑制と線維化の予防

肝臓は傷つくと炎症を起こし、長期にわたってダメージを受けると線維化(肝硬変)が進行します。EGCGには抗炎症作用があり、炎症性サイトカイン(IL-6、TNF-αなど)の分泌を抑えることで、肝臓の慢性炎症を和らげることが可能です。

また、線維化に関与する肝星細胞の活性化もEGCGによって抑制されるため、将来的な肝硬変のリスクを低減することも期待されています。


カテキンと腸肝相関

腸内環境が肝臓に大きな影響を与えることが近年注目されています。これを「腸肝相関」と呼びます。腸内環境が悪化すると、腸管バリア機能が低下し、有害物質が門脈を通じて肝臓に流れ込み、肝臓の炎症を引き起こす原因となります。

EGCGは腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑えることで、腸内環境の改善に寄与します。特に最近注目されている「アッカーマンシア・ムシニフィラ」という善玉菌の増加を助けることが報告されており、この菌は腸粘膜を強化し、バリア機能の維持に貢献することが分かっています。

腸内環境が整えば、肝臓への有害物質の流入が抑制され、肝機能の悪化を防ぐ効果が期待できるのです。


カテキンの摂取方法と注意点

緑茶から自然な形でカテキンを摂取するのが理想ですが、以下の点に注意する必要があります:

● おすすめの摂取量

研究によれば、1日あたり540mg以上のカテキン摂取で脂肪燃焼効果や肝機能の改善効果が期待できるとされています。これは湯呑み10杯前後の緑茶に相当します。

● 空腹時の摂取に注意

EGCGは空腹時に摂取すると吸収率が高まる反面、胃腸への刺激が強くなり、気分不快や肝障害を引き起こすケースも報告されています。特にカテキンサプリメントの過剰摂取は避けるべきです。

● サプリメントの使用には注意

カテキンサプリメントには高濃度のEGCGが含まれていることがあり、過剰摂取による肝障害のリスクも指摘されています。用法・用量を守り、医師の指導のもと使用することが推奨されます。


まとめ:新茶で肝臓をいたわる生活を

新茶の季節は、一年の中でも最もお茶の鮮度と香りが際立つ時期です。この時期に積極的に緑茶を飲むことで、香りを楽しみながら肝臓を守る健康習慣を取り入れることができます。

カテキンは、抗酸化・抗炎症・脂質代謝改善・腸内環境の改善という多角的な働きを通じて、肝臓の健康をサポートします。ただし、適切な量を守ることが重要です。

日々の食生活に1〜2杯の緑茶を加え、肝臓にやさしいライフスタイルを始めてみてはいかがでしょうか? 新茶の香りに包まれながら、体の内側から健やかさを育む絶好のチャンスです。


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