3人に1人が感じている!?「GW明けの憂うつ」は“マイクロ五月病”かもしれない


1. マイクロ五月病とは何か?

「五月病」とは、新生活が始まる4月に張り切ってスタートしたものの、1か月後の5月頃に心身の疲れが現れ、無気力や不安感、抑うつ状態などを感じる状態を指す言葉です。これは正式な病名ではなく、俗称として使われています。

一方、「マイクロ五月病」は、GWの長期連休後に一時的に感じる心身の不調を意味する比較的新しい表現です。「マイクロ」とあるように、従来の五月病よりも軽く、一過性である点が特徴ですが、放置すると慢性化する恐れもあるため注意が必要です。

主な症状

マイクロ五月病の代表的な症状には以下のようなものがあります:

  • 無気力感、集中力の低下

  • 寝つきが悪くなる、朝起きられない

  • 食欲の低下または過食

  • 仕事や学業への興味喪失

  • 倦怠感、頭痛や肩こりなど身体的な不調

これらの症状は、GW前にはあまり見られなかったもので、休暇明け特有のリズムの乱れや心理的負担に起因します。

2. マイクロ五月病が生じる背景

2-1. 生活リズムの乱れ

GW中は旅行や外出、夜更かし、昼まで寝るなど生活リズムが大きく崩れがちです。人間の体内時計(サーカディアンリズム)は一度崩れると、再調整に数日〜1週間程度かかります。休暇中に「夜型生活」になってしまった人は、平常の勤務・通学に戻る際に身体がついていかず、疲労感や集中力の低下を感じやすくなります。

2-2. 精神的なギャップ

GW中は「非日常」を体験する貴重な時間です。旅行、イベント、家族との時間など、普段とは違った過ごし方ができることで、心がリフレッシュされる半面、現実に戻る時に精神的な落差を感じやすくなります。この「現実とのギャップ」が心を重くし、意欲を削ぐ原因になります。

2-3. 新年度疲れの蓄積

4月は新しい人間関係や業務の開始など、刺激の多い時期です。その1か月間に無意識のうちに緊張やストレスを溜め込んでいた場合、GWで緊張の糸が切れ、連休後に疲労感として表面化します。

2-4. 環境や社会的要因

2020年代に入り、働き方改革やテレワークの普及などで労働環境が多様化しました。一見すると自由度が増したように思えますが、逆にオンオフの境目が曖昧になり、休暇中も仕事のことが頭を離れない人が増えています。結果として、GWが完全なリフレッシュの時間にならず、マイクロ五月病に陥りやすい傾向があります。

3. マイクロ五月病の対策

マイクロ五月病は放っておくと、心の不調や体調不良へとつながることがあります。以下では、日常生活で取り入れられる具体的な対策を紹介します。

3-1. 生活リズムのリセット

休暇明けの数日間は「生活リズムを整えること」に重点を置きましょう。

  • 起床・就寝時間を一定に保つ

  • 朝に日光を浴びて体内時計をリセットする

  • 寝る1時間前はスマホやパソコンの使用を控える

  • 食事の時間も規則的にする

特に朝の過ごし方がその日のコンディションを大きく左右します。朝日を浴びることで、セロトニン(幸せホルモン)の分泌が促進され、心身が前向きになります。

3-2. 小さな目標設定で達成感を得る

連休明けは仕事や勉強へのモチベーションが低下しがちです。いきなり通常のペースに戻そうとせず、「今日はメールを10件返す」「会議の準備だけする」など、簡単な目標を立てて一つ一つクリアしていくことが効果的です。

こうした「小さな達成感」を積み重ねることで、脳がポジティブな状態になり、自然とエンジンがかかってきます。

3-3. 栄養バランスを整える

栄養不足や偏りは心身の不調に直結します。特に、以下の栄養素を意識して摂取すると、精神状態の安定に寄与します。

  • ビタミンB群(脳の働きを助ける)

  • トリプトファン(セロトニンの原料:大豆、バナナなど)

  • マグネシウム(リラックス効果:ナッツ、ほうれん草など)

また、過度な糖分やカフェインの摂取は血糖値の急上昇・下降を招き、気分の浮き沈みを激しくするため注意が必要です。

3-4. 適度な運動を取り入れる

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、血流を良くし、気分をリフレッシュさせます。特に朝のウォーキングは日光浴と運動を兼ねられるため、メンタル改善に非常に有効です。週に2〜3回、20分程度でも効果があります。

3-5. 自分に優しくなる時間を作る

「やる気が出ない」「しんどい」と感じる時は、自分を責めず、無理をしないことが大切です。お気に入りの音楽を聴く、アロマを焚く、好きな本を読むなど、心が喜ぶ時間を意識的に作りましょう。心に余白が生まれると、自然と前向きな気持ちが戻ってきます。

4. 周囲の理解と職場の工夫

職場や学校でも、GW明けはパフォーマンスが落ちやすい時期であることを前提に、以下のような配慮が求められます。

  • 無理にフル稼働を求めない

  • チーム全体で仕事の負担を調整する

  • コミュニケーションを意識して取る(ちょっとした声かけなど)

「連休明けは誰でもしんどい」という共通理解があるだけで、個人の心理的負担は大きく軽減されます。

まとめ

マイクロ五月病は現代の働き方や生活スタイルの変化によって生まれた、新しい形の心身の不調です。GWのような大型連休後は誰もが多少なりとも影響を受けますが、生活習慣の見直しや心の余裕を作ることで、比較的早く回復できるものでもあります。

無理せず、焦らず、自分のリズムを取り戻すことが何よりも大切です。マイクロ五月病をきっかけに、自分自身の心と体のケアを見直す良い機会と捉え、少しずつ日常に戻っていきましょう。


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