日別アーカイブ: 2025年3月26日

花粉が肌を壊す!? 敏感肌・アトピー悪化の“見えない犯人”に注意!

3月の花粉と肌のバリア機能低下:花粉が敏感肌やアトピーに与える深刻な影響

春の訪れとともに、日本全国に広がるのが「花粉」。特にスギ花粉の飛散がピークを迎える3月は、目のかゆみや鼻水といったアレルギー症状に悩む人が多くなります。しかし花粉による影響は、鼻や目だけにとどまりません。実は、肌のバリア機能にも大きなダメージを与え、敏感肌やアトピー性皮膚炎を悪化させる要因となっているのです。

本記事では、3月に飛散する花粉と肌バリア機能低下の関係、花粉による肌への影響、そしてその対策について詳しく解説します。


花粉とは何か?—3月に飛ぶスギ花粉の特徴

花粉は植物が繁殖のために放出する微細な粒子で、多くの植物が春先に花粉を飛ばします。特に日本で問題視されているのが「スギ花粉」と「ヒノキ花粉」です。スギ花粉の飛散は2月から始まり、3月にピークを迎えます。ヒノキは3月下旬から4月にかけてが主な時期となります。

スギ花粉は非常に小さく、直径約30マイクロメートル前後。この小さな粒子が風に乗って空中を舞い、皮膚、目、鼻、口といった粘膜に付着します。特に乾燥した晴れた日、風の強い日は花粉が大量に飛散するため、症状が悪化しやすいとされています。


肌のバリア機能とは何か?

肌のバリア機能とは、外部の刺激から皮膚を守り、水分を保つ役割を持つ、角質層(皮膚の一番外側の層)の機能のことを指します。具体的には以下のような役割があります。

  1. 外的刺激からの防御:紫外線、細菌、ウイルス、花粉、ホコリ、化学物質などの侵入を防ぐ。

  2. 水分の保持:皮膚内部の水分が蒸発しないように維持する。

  3. ターンオーバーの調整:皮膚の新陳代謝を整え、健康的な肌を維持する。

このバリア機能はセラミドや天然保湿因子(NMF)によって保たれていますが、乾燥、紫外線、ストレス、洗いすぎなどによって容易に低下してしまいます。


花粉が肌に与える影響

1. アレルゲンとしての作用

スギ花粉には「Cry j1」や「Cry j2」といったアレルゲンタンパク質が含まれており、これが皮膚や粘膜に付着すると、免疫反応が活性化されます。免疫細胞が花粉を「異物」と認識して攻撃を始めることで、炎症反応が生じます。これにより、肌が赤くなったり、かゆみや湿疹が出るといった「花粉皮膚炎」の症状が現れます。

2. 肌バリアの破壊

花粉は肌に接触することで物理的な刺激を与えると同時に、バリア機能を破壊する化学物質(プロテアーゼ)を含むことが知られています。この酵素が角質層を分解し、セラミドを破壊することで肌の保護機能が低下。これにより、外部刺激に敏感になりやすくなり、結果として敏感肌やアトピー性皮膚炎が悪化するのです。

3. マイクロインフラメーションの促進

目には見えないレベルの微細な炎症(マイクロインフラメーション)が継続的に肌で起きると、慢性的な肌荒れや赤み、くすみの原因になります。花粉による刺激は、こうした慢性炎症を助長し、肌トラブルの慢性化につながります。


花粉シーズンに肌が弱る人の特徴

花粉によって肌が特にダメージを受けやすい人には以下のような共通点があります。

  • 乾燥肌・敏感肌体質

  • アトピー性皮膚炎の既往歴

  • 強いアレルギー体質(花粉症・喘息など)

  • 過度なスキンケアや摩擦刺激を受けやすい習慣

こうした人々は、花粉に対する肌の「守る力」が低下しているため、日常的にバリア機能を高めるケアが重要です。


花粉から肌を守るためのスキンケア対策

1. 帰宅後はすぐに洗顔・洗髪・着替え

衣服や髪の毛に付着した花粉は、室内にも広がり肌に再付着するため、帰宅後はすぐにシャワーを浴び、衣服を取り替える習慣をつけましょう。顔はぬるま湯で優しく洗い、摩擦を避けることが重要です。

2. バリア機能を補うスキンケア

セラミド配合の保湿剤や低刺激性のスキンケア商品を使うことで、肌のバリアを外側から補強できます。特に洗顔後、3分以内の保湿が効果的です。

3. 花粉カットのスプレーやバリアクリームの使用

最近では、肌に薄い膜を作ることで花粉の付着を防ぐ「バリアスプレー」や「プロテクトクリーム」が市販されています。これらはメイクの上から使えるものもあり、日中の花粉対策として重宝されます。

4. 外出時はマスクとメガネを活用

マスクと花粉防止用メガネを使用することで、肌への接触を大幅に減らすことができます。特に頬や目の周囲の皮膚は薄く敏感なので、しっかり保護しましょう。


インナーケアで内側からの肌バリア強化

肌の健康は内側からのケアも重要です。以下のような栄養素や生活習慣が花粉に負けない肌作りに役立ちます。

  • ビタミンA・C・E:抗酸化作用があり、肌の修復や炎症抑制に効果的。

  • 亜鉛・セレン:皮膚の免疫機能を支えるミネラル。

  • 腸内環境の改善:ヨーグルトや発酵食品で善玉菌を増やし、アレルギー体質を改善。

  • 十分な睡眠とストレス管理:肌の再生を促進し、免疫バランスを整える。


まとめ

3月は春の訪れとともに、スギ花粉の飛散がピークを迎える時期。花粉は単なるアレルゲンにとどまらず、肌のバリア機能を破壊し、敏感肌やアトピー性皮膚炎を悪化させる要因となります。肌トラブルを未然に防ぐには、日々のスキンケアだけでなく、生活環境や食生活の見直しも重要です。

花粉の時期を乗り越えるためには、「肌を守る」「刺激を避ける」「内側から整える」という3つの視点からの総合的なケアが鍵となります。今年の春はしっかりと対策を取り、快適で健康的な肌を保ちましょう。


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