月別アーカイブ: 2025年9月

9月は健康増進普及月間!!

健康増進普及月間(9月全体)

テーマ:生活習慣病予防、健康意識向上

切り口:健康診断の見方、日々の食事改善、ウォーキング vs. ジョギングの健康効果

はじめに

毎年9月1日~9月30日は、厚生労働省が定める「健康増進普及月間」です。これは、生活習慣病(糖尿病、がん、心臓病、脳卒中など)増加への対策として、「運動・食事・禁煙・良い睡眠」などの生活習慣改善を国民一人一人の理解と実践に促すものです。 厚生労働省+1
統一標語として「1に運動/2に食事 しっかり禁煙 良い睡眠 ~健康寿命の延伸~」が掲げられています。 okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp
この月間を活かして、今回は「健康診断の見方」「日々の食事改善」「ウォーキング vs. ジョギングの健康効果」という三つの切り口から、生活習慣病予防・健康意識向上を深掘りします。


切り口1:健康診断の見方

健康診断(定期健診・人間ドック・がん検診など)は、自分の体の“現在地”を知る重要な機会です。しかし、実際には「検査を受けた」だけになっていて、「結果をどう読み、どう次に活かすか」が見えていないケースも少なくありません。ここでは、健康診断の見方・活かし方を整理します。

健康診断の目的

  • 隠れた病気・リスク(例:高血圧・高血糖・脂質異常・肝機能異常)を早期に発見し、適切に介入する。

  • 生活習慣病(糖尿病・高血圧・高脂血症・肥満など)に早めに気づき、進行・合併症を防ぐ。

  • 健康寿命を延ばすため、自分の「体の状態・生活習慣の影響・改善点」を把握する。

検査結果の見方・活かし方

  1. 基準値・判定区分を理解する
     – 各検査には「正常」「要注意」「異常(要医療)」という区分があります。自分の数値がどこに位置するのかを把握しましょう。
     – 例えば、血糖値・HbA1c・LDLコレステロール・中性脂肪・AST/ALT(肝機能)・eGFR(腎機能)など、生活習慣病と関わる項目は要チェックです。

  2. “健康診断受けただけ”で終わらせない
     – 結果を受け取ったら、「どの項目が正常範囲から外れているか」「その原因は何か(食事・運動・体重・喫煙・飲酒)」「改善するために何をするか」を自分なりに整理しましょう。

  3. 過去の結果と比較する
     – 健康診断結果を複数年分保存し、数値の推移を把握することで「〇年前より体重+3kg」「脂質が毎年少しずつ上がっている」「血圧が去年より10/5上がった」など、自分の変化に気づけます。

  4. “結果が良くても安心しすぎない”
     – 正常範囲内でも「基準ぎりぎり」「過去から上昇傾向」「家族歴あり」の場合は、油断せず、生活習慣を見るべきです。

  5. 異常を指摘されたら速やかに対応を
     – 「要観察」「再検査を勧める」などの指摘があったら、放置せず受診・生活習慣改善を検討しましょう。これが、未然に疾患を防ぐカギとなります。

健診結果を筋トレ・運動・食事改善にどう活かすか?

  • 例えば、体重・BMI・腹囲が高めであれば「筋トレ+有酸素運動+食事改善」で内臓脂肪を減らす。

  • 血圧・血糖・脂質が高めの場合、運動・筋トレを通じて「インスリン感受性改善」「血管機能改善」「血流改善」を目指す。

  • 健診結果を「運動前/運動3か月後」などで再チェックすれば、自分の運動・筋トレ・食事がどれだけ効いているか“数値で”実感できます。これはモチベーション維持にもつながります。


切り口2:日々の食事改善

食事は、生活習慣病予防・健康意識向上の柱です。健康増進普及月間では「食事改善普及運動」と連携しており、運動だけでなく、食事・禁煙・睡眠という生活習慣全体を見直すことが推奨されています。 厚生労働省+1
ここでは、具体的な「食事改善」の方法、習慣化のヒントを整理します。

食事改善の方針

  • 野菜・果物を毎食少しでも増やす:日本のデータによると、成人の野菜平均摂取量は約280 g/日で、目標値(例350 g)には約70 g不足しているという報告があります。 city.uenohara.yamanashi.jp

  • 魚・海藻・緑黄色野菜・豆類を意識する:栄養バランス・抗酸化・脂肪代謝改善・血管保護の観点から。

  • たんぱく質を適切に摂る:特に筋トレを行う人・高齢者・体重を減らしたい人は、たんぱく質量を確保することが重要です。

  • 加工食品・菓子・飽和脂肪酸・過剰な糖質を控える:これらの過剰摂取は、肥満・脂質異常・血糖変動・内臓脂肪蓄積につながります。

  • 食事の回数・時間・よく噛む習慣を整える:早食い・夜遅い食事・間食・寝る直前の食事は、代謝・血糖・脂質・睡眠の質を乱します。

  • 飲酒・喫煙も食事改善と一体で考える:食事だけでなく、飲酒量や喫煙状況も生活習慣改善には不可欠です。

  • 定期的な食事振り返りを行う:週に1回、「今週の自分の食事どうだったか?良かった点/改善したい点」を書き出すと、改善サイクルが生まれます。

日々実践できる食事改善の習慣例

  • 朝:「野菜サラダ+卵+全粒パン」など、野菜+たんぱく質+良質炭水化物を。

  • 昼:「魚定食+副菜2皿」など、魚中心+野菜・豆類。持参お弁当なら、野菜の缶詰・冷凍野菜も活用。

  • 夜:「主菜(魚・鶏肉など)+副菜(緑黄色野菜)+主食(白米少なめor雑穀米)+味噌汁(豆腐・わかめ入り)」など。

  • 間食:「ナッツ50 g」「ヨーグルト+ベリー類」「果物1皿」など、砂糖菓子・清涼飲料を控える。

  • 飲酒:「週1~2回まで」「量を控える」「休肝日を設ける」。

  • 家族・友人と「一品野菜を多めにする」「魚料理を週2回」などルールを決める。

  • 定期的に「野菜摂取量」「魚食頻度」「間食回数」「夜の炭水化物量」などを振り返る。

食事改善と筋トレ・運動習慣との連携

  • 筋トレ習慣を持つなら、たんぱく質量を体重×1.0~1.2 g/日を目安に摂ると良い(個人差あり)。

  • 運動直後(30分以内)にたんぱく質+炭水化物を摂ることで、筋肉の修復・合成を促せます。

  • 運動前の軽めの炭水化物+たんぱく質(例:バナナ+ヨーグルト)で、運動時のエネルギー補給・集中力維持に効果あり。

  • 食事改善+運動習慣がセットになると、「代謝改善」「筋肉増強/維持」「血管機能改善」「疲労回復向上」「安定した血糖・脂質値」など、健康全体の底上げが可能です。


切り口3:ウォーキング vs. ジョギングの健康効果

運動習慣を持ちたい、何をすればよいか迷っている、という人にとって「ウォーキング」「ジョギング(ランニング)」は取り組みやすい代表的な選択肢です。ここでは、それぞれの特徴・利点・始め方・継続のポイントを整理します。

ウォーキングの特徴・利点

  • 負荷が比較的低く、運動初心者・中高年・持病がある人でも始めやすい。

  • 日常動作として「歩く」機会を意識的に増やすことで活動量が上がり、座りがちの生活を改善できます。

  • 血流改善・基礎代謝維持・脚・心肺機能・気分転換・ストレス軽減など、多岐にわたる効果があります。

  • 目安として「+1000歩」「1日6,000〜8,000歩」「30分歩く」など、自分のペースで設定できます。先の「健康増進普及月間」では、60歳未満で1日8,000歩、65歳以上で1日6,000歩という目安も紹介されています。 city.uenohara.yamanashi.jp

  • 継続しやすいという点で、運動習慣の入口として極めて有効です。

ジョギング(ランニング)の特徴・利点

  • ウォーキングより負荷が高く、短時間で運動効果を得やすい(心肺機能・脂肪燃焼・筋力維持など)

  • 例えば「1日5〜10分のランニングでも死亡リスク低下に有効」という研究もあります。 ナイトプロテインPLUS

  • 気分転換・ストレス発散・達成感・体力向上など、メンタル面でもプラスが大きい。

  • ただし、膝・腰・足首・心臓に不安がある人・運動習慣がない人は、故障リスク・過剰負荷になりやすいという注意点があります。

ウォーキング vs. ジョギング:どちらを選ぶ?

  • 運動初心者・長期間運動習慣がない人・高齢・持病がある人 →まずはウォーキングから始める。

  • 運動習慣がある程度ある人・短時間で効果を出したい人・体力をもう少し上げたい人 →ジョギングを選択肢に。

  • 継続しやすさ・楽しさを優先するなら「ウォーキングを速歩・坂道・荷物あり」など少し強度を上げる「パワーウォーキング」も良い選択です。

  • 時間・距離・強度を組み合わせて考える。「30分ウォーキング×5日/週」=「20分ジョギング×3日/週」など、自分の生活リズムに合わせて設計しましょう。

  • 運動後の回復・筋トレ・ストレッチ・体幹トレーニング・食事・睡眠もセットで考えると、効果が最大化されます。

継続のためのポイント

  • 「まずは30分を散歩」というハードルの設定より、「10分+歩数を増やす」など、ハードルを低めに設定。

  • 「ウォーキングコースを地図に書く」「ランニングアプリで記録」「週の目標歩数/距離を可視化」など。

  • 「友人と一緒に歩く・走る」「コミュニティのランニンググループに参加」など、社交的要素を入れると継続しやすい。

  • 「天候・時間・気分で変えられる」柔軟性を持つ。例えば雨の日は室内ウォーキング+ストレッチ。

  • 運動後に「今日は○分歩いた/走った」「脚が楽になった」「気分がすっきりした」など“達成感”を振り返る。これがモチベーションになります。


筋トレ・健康増進との関連性(補足)

この「健康増進普及月間」の柱である「運動・食事・禁煙・良い睡眠」のうち、特に「運動(筋トレ含む)」は他の要素とも深く結びついています。

  • ウォーキングやジョギングで得られる心肺・脚筋・代謝機能の改善は、筋トレによる筋力・筋肉量維持・基礎代謝アップと相互に補強しあう関係にあります。

  • 筋トレを行うことで“動ける体”を維持し、ウォーキング・ジョギングをより快適・安全に行えるようになります。

  • 健診結果(BMI・腹囲・血圧・血糖・脂質など)を元に「筋トレを取り入れよう」「歩数を増やそう」といった改善行動を起こすことで、健康増進の効果がより明確に出てきます。

  • 食事改善も筋トレ習慣とセットになると相乗効果を生みます。例えば筋肉量を維持・増強するためのたんぱく質摂取、ウォーキング・ジョギング後の補食、野菜・魚・果物を摂ることで血管・脳・筋肉・骨に良い栄養を届ける。

  • また、生活習慣病予防・認知症予防という長期的視点においても、筋トレ・運動習慣は重要な“人生を通じた健康資源”となります。


まとめ

・「健康増進普及月間」は、1か月を通じて自分の健康・生活習慣を振り返り、運動・食事・禁煙・睡眠という4つの柱を見直す絶好の機会です。
・健康診断結果を理解・活用することで、自分にとっての改善ポイントが明らかになり、筋トレ・運動・食事改善などがより意味を持ちます。
・食事改善と運動習慣(特に筋トレ含む)は車の両輪であり、どちらか一方だけではなく両方を整えることで「生活習慣病予防」「健康寿命延伸」「質の高い生活維持」が可能となります。
・ウォーキング・ジョギング・筋トレという具体的な運動方法を、自分の生活スタイル・体力・目的に合わせて選び、継続できる仕組みを作ることが鍵です。
・この9月をきっかけに、「自分の健康チェック」「改善行動1つ」「運動ルーティン1つ」を決めて、まずは1〜2週間の習慣化に挑戦してみましょう。


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フィットネスの日について

フィットネスの日(9月22日)

テーマ:日常における運動の推進

切り口:短時間筋トレ法、デスクワーク中のエクササイズ、継続できる習慣作り

はじめに

9月22日という日付で「フィットネスの日」と称している事例が日本の健康関連提案として見受けられます。例えば、「9月は健康増進普及月間」の一環として、この時期に運動・フィットネスを推進する動きがあります。 X (formerly Twitter)
運動習慣は、筋トレ・有酸素運動・柔軟運動・バランス運動・日常活動(アクティブライフ)など多岐にわたります。特にデスクワーク・座りがち・運動機会が少ない生活者にとって「日常に取り入れやすい運動=短時間筋トレ・エクササイズ」が鍵となります。

本章では、「短時間筋トレ法」「デスクワーク中のエクササイズ」「継続できる習慣作り」という3つの切り口から、日常における運動推進を深掘りします。


切り口1:短時間筋トレ法

運動を「長時間やらなければ意味がない」という固定観念は捨てて、むしろ「短時間で効率よく」「習慣にできる範囲で」行うことが継続・効果両面で理にかなっています。

科学的知見

  • 例えば、ある研究では「わずか40秒の高強度間欠的運動(20秒全力+休息を2本)で、大腿部主要筋肉の活動が大きく増加した」という結果が報告されています。 早稲田大学

  • また、「1日5分でも、毎日続ければ筋力・持久力・柔軟性・メンタルに改善が見られた」という報告もあります。 note(ノート)

  • さらに、時短トレーニング(例:10分、週3回)でも筋力・持久力の向上が確認されたという実例もあります。 ナイトプロテインPLUS

こうした知見から、「時間がないから運動できない」と悩む人ほど、「短時間・高頻度で習慣化できる筋トレ・運動」が有効と言えます。

短時間筋トレの具体例

  • 椅子スクワット:椅子の前に立ち、ゆっくりと腰を落として戻る。10~15回×2セット。数分でOK。

  • 壁腕立て伏せ:壁に向かって腕立て伏せ(自体重の半分あるいはそれ以下で負荷調整)。10回×2セット。

  • プランク(体幹):肘をついて体を一直線にキープ。30~45秒を1本。慣れてきたら45~60秒。

  • ヒップリフト(仰向けで腰を上げる):肩・膝をつけて仰向け、膝を曲げて腰を上げる。10~15回×2セット。

  • ジャンピングジャック/その場足踏み+腕振り:有酸素要素を取り入れ、1~2分。

  • コンビネーション(2~3種目を連続):例えば「椅子スクワット10回→壁腕立て10回→プランク30秒」でワンセット。毎日1セットでも効果あり。

短時間筋トレのポイント

  • 頻度を保つことが大切:1回30分でも週1では効果薄。少しでも毎日あるいは週5回が理想。

  • 適切な負荷をかけること:初心者は回数/時間を少なめに設定し、慣れてきたら回数・負荷(自体重+α)を上げる。

  • フォームを丁寧に:筋トレは誤ったフォームだと関節・腰・肩などを痛めるリスクも。椅子・壁など援助器具を使う初心者向けメニューから始めましょう。

  • 休養・回復も考える:毎日全て同じ部位に高負荷をかけるとオーバーワークになりかねません。短時間運動でも、翌日に別部位を鍛える・軽めにするなど工夫を。 MELOS(メロス)

  • 「今日5分」でも始める:時間がない日は5分だけでも体を動かす、「今日はできなかった」ではなく「少しでも動いた」という習慣が継続を助けます。


切り口2:デスクワーク中のエクササイズ

座っている時間が長い、パソコン作業・会議・リモートワークが多いという方にとって、「座りっぱなし=健康リスク(筋力低下・血流停滞・肩こり・腰痛・代謝低下)」という問題があります。ここでは、デスクワーク中・合間にできる運動・エクササイズを紹介します。

なぜ「座り時間」を減らすべきか?

  • 長時間座ることで、筋肉の活動量が低くなり、血流が停滞し、血管内皮機能・代謝・インスリン感受性などが低下することが報告されています。

  • また、座っている時間が長い人ほど、心血管リスク・死亡リスク・糖尿病リスクが高いという研究も多くあります。

  • したがって、デスクワーク時間をただ「座って耐える」のではなく、「動きのある合間を設ける」ことが推奨されます。

デスクワーク中にできるエクササイズ例

  • 1時間に1回は立ち上がる・ストレッチする
     – 席を立って、深呼吸+肩回し10回+軽く脚を伸ばす。立ちながら遠くを見る。

  • 椅子の前でスクワット5~10回
     – 椅子の背もたれを掴んで支えにして、安全にスクワットを行う。

  • 壁を使った腕立て伏せ(壁腕立て)10回
     – 壁に向かって立ち、腕立て伏せの動作をゆっくり行う。

  • 座ったままできる脚上げ運動
     – 椅子に座ったまま脚を腰の高さまで上げて5秒キープ×10回。脚・腰まわりの筋肉を使う運動です。 パーソナルトレーニングジム バディ 南森町店

  • 会議・打ち合わせ中にできる“ながら”運動
     – 腕を上げて背伸び+肩甲骨を寄せる、目線を遠くに向けて首を軽く回す。

  • 階段を使う習慣を設ける
     – 打ち合わせに行く時・休憩に階段を使う。少しでも「階段ならではの運動強度」を取り入れましょう。

  • タイマーを使って「2分運動」ルーチンを作る
     – 例えば「毎時50分に2分運動」と定めて、椅子から立ち上がりスクワット+脚上げを行う。

継続のコツ

  • 動くタイミングを固定する:「毎時50分」「昼休み直後」「会議後」などルーチン化すると忘れにくくなります。

  • 簡単・短時間で済ませる:「2分だけ」「椅子の前5回スクワット」くらいなら続けやすい。

  • 動いたら記録をとる/可視化する:例えば付箋に「◯」を付ける、スマホアプリで歩数を確認するなど。

  • 職場・チームで共有する:同僚・家族・チームで「1時間に1回立つチャレンジ」を行えば、習慣化しやすくなります。

  • 違和感があるときは無理せず調整:腰・膝・肩に不安がある人は無理せず、「脚回し」「ストレッチ」などから始めましょう。


切り口3:継続できる習慣作り

運動・筋トレを始めることは比較的ハードルが低くても、「続けること」が最大の課題です。ここでは「習慣化のための工夫」「継続しやすくするための設計」を解説します。

継続しやすくするための3つのステップ

  1. 具体的な目標を立てる(SMARTに)
     – Specific(具体的に)/Measurable(測定可能)/Achievable(達成可能)/Relevant(自分に関係ある)/Time‑bound(期限あり)
     – 例:「平日のうち、月・水・金の朝7時に椅子スクワット10回+壁腕立て5回を3週間継続する」

  2. 最初は「小さく・簡単に・楽に」始める
     – 長時間・高負荷・難しい動きから始めると挫折しやすい。1回10分・週3回・自宅/職場でできる動作から。
     – 前述の研究でも「5分/毎日」でも効果が出るという報告があります。 note(ノート)

  3. 習慣化を促す仕組みをつくる
     – トリガー(きっかけ)を設定:例「朝食後、歯を磨く前に椅子スクワット」
     – 報酬を用意:終わったらスマホでチェック✔、カレンダーにシール、SNS投稿など。
     – 環境を整える:器具は不要なら、椅子・壁だけ。動きやすい服・靴でも十分。
     – 社会的・共有化する:家族・友人・同僚に「今日運動した?」と聞く関係を作る。

  4. 進捗を可視化・振り返る
     – 毎週・毎月振り返る時間をとる。「できた回数」「感じた変化」「動けなかった理由」を書き出して改善。

  5. 挫折した時のフォロー
     – 「○日できなかった」=「全部やめる」ではなく、「休んだ日は翌日短くして再スタート」「原因を探す(疲れ・時間・環境)」。
     – 心理的に「やらなきゃ」という義務感だけだと続きにくいので、「楽しさ」「軽さ」「選択肢」を残すこともポイント。

筋トレ・運動習慣とライフスタイル統合する方法

  • 通勤・帰宅時に歩数を意識して増やす。

  • テレビ・動画を観ながら「その場足踏み」「ストレッチ」「軽筋トレ」を行う。

  • 家事・育児・買い物を「活動量を増やす機会」と捉える(重りを持つ、階段を使う、少し遠くのスーパーへ行く)。

  • 週末・休日に楽しめる運動(散歩・サイクリング・ダンス・スポーツ仲間)を予定に入れておく。

  • 職場・家庭で「運動チャレンジ」を設定・共有する(例:月間歩数競争、筋トレ回数チャレンジ)。

  • 運動・筋トレの成果(数値・写真・体調変化)を記録し、「自分が動いた証」「変化を感じた証」として残す。


筋トレ・健康増進との関連性(補足)

この「フィットネスの日/運動推進」という視点は、そのまま筋トレ・健康増進のテーマとも密接にリンクしています。

  • 短時間筋トレ・デスクワーク中のエクササイズを通じて「日常に運動を取り入れる」ことが、「筋力低下・代謝低下・血管機能低下・認知機能低下」といった悪いスパイラルを防ぎます。

  • 筋トレ習慣を持つことで、運動効果・筋力維持・基礎代謝向上・血管・神経機能改善という複数の「健康の土台」が強化されます。

  • 運動・筋トレが習慣化されると、「運動しない日」というブランクを作らずに済み、モチベーション低下・身体・心の不調リスクを抑えられます。

  • 健康増進・生活習慣病予防・認知症予防という観点でも、運動習慣は共通の基盤となるため、「フィットネスの日/運動を日常化する習慣」を作っておくことは、他のテーマとも連動します。


まとめ

・「フィットネスの日」を契機に、日常生活の中で「時間がない」「運動する機会が少ない」という人でも取り組める“短時間・簡単・継続しやすい”筋トレ・運動法にチャレンジするのが鍵です。
・デスクワークの合間・自宅・通勤時など、「こま切れ時間」を活用したエクササイズが有効です。
・習慣化のために、目標設定・トリガー・報酬・可視化・共有を活用し、自分仕様の「運動ルーチン」を設計してみましょう。
・筋トレ・運動習慣が身につくと、身体だけでなく「心」「代謝」「血管」「認知機能」など、健康全体に波及効果が出てきます。
・ぜひ、この機会に「今日からできる1つの運動」を決め、まずは一週間、継続してみてください。


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世界アルツハイマーデーについて

世界アルツハイマーデー(9月21日)

テーマ:認知症の理解と予防

切り口:脳トレ、記憶力アップの運動、生活習慣病との関係、食事と認知機能の関係

はじめに

毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」。これは、認知症(特に アルツハイマー病)及びその他の認知症疾患に対する理解促進・偏見軽減・支援強化を目指す国際的な啓発日で、Alzheimer’s Disease International(ADI)が主導しています。 Alzheimer’s Association+1
加えて、9月は「世界アルツハイマーズ月間(World Alzheimer’s Month)」として、1ヶ月かけて認知症に関する啓発活動が行われています。 alzint.org
認知症は、高齢化社会においてますます重要な公衆衛生課題であり、発症後のケアだけでなく、予防・早期発見・生活習慣の見直しなどが鍵となっています。本章では、特に「脳トレ(認知機能トレーニング)」「記憶力アップのための運動」「生活習慣病との関連」「食事と認知機能」の4つの切り口から整理します。


認知症・アルツハイマー病の基本と背景

まず、認知症及びアルツハイマー病についてその概要を整理します。

  • 認知症とは、記憶・思考・判断・言語・実行機能などの認知機能が低下し、日常生活や社会活動に支障をきたす状態を指します。アルツハイマー病はその中で最も頻度の高いタイプです。 ATRI+1

  • 認知症は「加齢による記憶の衰え」とは一線を画し、進行性・非可逆的な変化を伴う場合が多く、早期発見・対応が重要です。 Alzheimer’s Research Association

  • 認知症の予防・認知機能低下の進行抑制には、運動・社会的交流・知的活動・バランスの良い食事・ポリファーマシー(多剤併用)・生活習慣病コントロールなどが関与しているという研究が増えています。

  • 認知症が進行すると、本人・家族・介護者・医療・社会にとって大きな負担となるため、「認知症フレンドリー社会」の構築や、「早期診断・介入」「予防」の視点もますます注目されています。 alzheimers.org.uk

さて、この認知症の理解・予防という観点から、以下の4つの切り口に沿って詳しく見ていきます。


切り口1:脳トレ/記憶力アップの運動

認知機能・記憶を維持・向上させるためには、「頭を使う」ことだけではなく、「身体を動かす」ことが大きな役割を果たします。ここでは、運動が脳・記憶にどう関わるか、さらに具体的な「脳トレ/記憶力アップの運動」について整理します。

運動が脳・記憶機能に与える影響

  • 運動によって、脳内の血流が増え、ニューロン(神経細胞)の新生・シナプス可塑性・脳由来神経栄養因子(BDNF)などが促進されるという報告があります。これにより、記憶・学習・注意力などの認知機能維持に寄与します。

  • 実際に、高齢者が定期的な有酸素運動・筋トレを行ったグループでは、認知力低下の進行が緩やかであったという研究もあります。

  • 運動量・強度は「毎日じっくり」だけではなく、「短時間・高強度」「頻度を保つ」ことも効果を出す可能性があるという報告も出てきています(例えば1日5分の筋トレでも持続すると効果あり) note(ノート)+1

記憶力アップのための運動・脳トレ具体例

  1. 有酸素運動+ウォーキング・ランニング
     – 週3~5日、30分以上の有酸素運動が理想ですが、忙しい場合でも「日常生活の中で歩数を増やす」「階段を使う」「通勤・買い物時に歩くルートを変える」などでも効果があります。

  2. 筋力トレーニング(筋トレ)
     – 筋トレは骨・筋肉を守るだけでなく、基礎代謝・血液循環・ホルモンバランス改善を通じて、脳・認知にも良い影響を与えます。初心者でも椅子を使ったスクワット・壁腕立て伏せ・腹筋など、短時間でも始められます。 パーソナルトレーニングジム バディ 南森町店

  3. バランス・協調運動/複合運動
     – 例えば「ウォーキング+読書」「音楽を聴きながら軽い運動」「リズムに合わせてステップ運動」など、身体を動かしながら脳も使う運動は記憶機能維持に有効と考えられます。

  4. 脳トレ(知的活動)を運動と組み合わせる
     – 運動中・運動後に「新しいルートで歩く」「音楽をかけて歌いながらウォーキング」「片足立ち+暗算」「ジャンプ+英単語思い出し」など、身体と頭を同時に使うことで脳の刺激を高められます。

  5. 継続・習慣化
     – 「今日は気分が乗らないから休む」ではなく、例え10分でも「体を動かす」ことを習慣化することが記憶力維持には大きいです。最近では「1日5分の筋トレでも筋力・持久力・柔軟性・メンタルに効果が出る」という研究も出ています。 note(ノート)

具体的な「記憶力アップ筋トレ・運動ルーティン」例

  • 起床後10分:椅子を使ったスクワット10回、壁腕立て伏せ5回、腹筋10回。

  • 仕事/家事の合間:立ち上がる際に「今日の予定を逆順に思い出しながら階段を1段ずつ上る」など。

  • 夜:ウォーキング20分+帰宅後「今日学んだことを1つメモする」。
    こうした「身体を使い、頭も使う」習慣が、認知機能維持・記憶力アップに役立ちます。


切り口2:生活習慣病との関係

認知症予防という観点では、生活習慣病(メタボリック症候群・糖尿病・高血圧・高脂血症・肥満・心血管疾患など)との関係が極めて重要です。

生活習慣病が認知症リスクを高めるメカニズム

  • 高血圧・糖尿病・脂質異常・肥満・心疾患などは、脳血管障害(脳梗塞・脳出血・微小血管病変)を引き起こしやすく、これが認知機能低下・認知症(特に血管性認知症)のリスクを高めます。

  • また、インスリン抵抗性・慢性炎症・酸化ストレス・アミロイドβ・タウ蛋白の蓄積などが、アルツハイマー病の病理的進展とも関連しているという研究もあります。

  • そのため、生活習慣病を「放置せず」「早期に適切に管理」することが、認知症の予防においても非常に大きな意義があります。

  • 本来、認知症予防=「頭だけ使えばよい」という単純なものではなく、「全身の健康を保つ」こと=「動ける脳・動ける体を保つ」という視点が重要です。

生活習慣病予防・管理のポイント

  • 血圧管理:高血圧を放置すると脳血管へのダメージが蓄積します。定期的な測定・降圧薬治療・塩分制限・運動・減量が鍵です。

  • 血糖値コントロール:糖尿病(特に2型)は認知症リスク上昇の報告があります。血糖・HbA1c・インスリン抵抗性の改善が望まれます。

  • 脂質管理・肥満対策:内臓脂肪・脂質異常症・高LDL・低HDLなども、血管・脳機能に影響があります。運動・食事・適正体重維持が必要です。

  • 心血管疾患・脳血管疾患の予防:心房細動・狭心症・心筋梗塞・脳卒中の既往がある人は、認知症リスクが高くなる可能性があります。

  • 喫煙・過度な飲酒の回避・睡眠の質の確保:これらも認知機能低下に影響を及ぼす因子です。

筋トレ・運動習慣と生活習慣病・認知症予防の関連

  • 運動・筋トレ習慣を持つことで、筋肉量・基礎代謝・インスリン感受性・血管機能・炎症状態などが改善され、生活習慣病の発症・進行を抑えられます。

  • さらに、運動により「血流が良くなる」「脳に栄養が届きやすくなる」「神経可塑性が保たれる」ため、生活習慣病管理が認知症予防に直結する構図が見えてきます。

  • 例えば、歩数を増やすだけでも認知機能維持に効果があるとする報告や、筋トレが高齢者の記憶力維持に役立つという研究もあります。

  • 先述の「脳トレ・運動」でも触れたように、身体と頭を同時に使うことが、より効果的です。


切り口3:食事と認知機能の関係

脳機能・記憶力・認知症予防において、食事(栄養)も大きな鍵となります。ここでは、どのような食事習慣が認知機能に良いか、また逆に避けたい食習慣を整理します。

認知機能に良いとされる栄養・食習慣

  • 野菜・果物の多摂取:抗酸化作用・ビタミン・ミネラル・食物繊維などが豊富で、慢性炎症・酸化ストレスを軽減する効果が期待されます。
     – 例えば、先の「健康増進普及月間」の資料では、野菜1日350 g以上を推奨する自治体も出ています。 city.uenohara.yamanashi.jp+1

  • 魚・DHA・EPA(オメガ‑3脂肪酸):脳細胞膜の成分にも関わるとされ、魚を中心とする食事スタイル(地中海食型など)が認知症リスクを低めるという報告があります。

  • 良質なたんぱく質・適量の脂質:筋肉量を維持するためのたんぱく質摂取が重要であり、筋肉量低下が認知機能低下と相関するという報告もあります。

  • 適度な炭水化物・低GI食品・食事バランス:急激な血糖変動・インスリン抵抗性は、脳機能にとってマイナスとなるため、食事の質・量・回数・間食の管理が重要です。

  • 適正な体重・肥満回避・内臓脂肪低減:内臓脂肪が多いと、炎症・脂質異常・インスリン抵抗性が進み、これが認知機能低下リスクとなる可能性があります。

  • アルコール・喫煙・塩分・加工食品の過多回避:習慣として喫煙・過度飲酒・塩分・加工食品・飽和脂肪酸の多量摂取は、認知症リスク上昇因子です。

避けたい・注意すべき食習慣

  • 単一・偏った食事(野菜・魚・果物が少ない、糖・飽和脂肪が多い)

  • 過剰な糖質・精製炭水化物・加工食品・スナック菓子などの高GI・血糖変動を引き起こしやすい食品

  • 長時間座って食べる・間食の習慣・深夜食・睡眠の質を妨げる食事

  • 栄養バランスを考えずに「ダイエット」目的で極端な食事制限を行い、筋肉量・栄養状態を低下させること

食事と筋トレ・運動習慣との連携

  • 筋トレ・運動習慣を持つためには、十分なたんぱく質・ミネラル・ビタミン・水分を確保することが必要です。筋肉・骨・神経・血管・代謝機能が良好な状態を保つことで、運動効果・認知機能維持効果も上がります。

  • 例えば、筋肉量低下(サルコペニア)は認知機能低下と関連があるという報告もあり、食事で筋肉・骨・神経を支えることが、認知症予防の一助となります。

  • 運動・筋トレで血流・代謝を改善し、良好な食事で脳・神経・筋肉に栄養を届ける。これが「体を動かし、頭も働かせる」循環を支え、認知機能維持・向上に繋がります。


実践例・習慣化のヒント

認知症予防を意識して、日常に取り入れられる習慣のヒントを紹介します。

  • 毎日のウォーキング+新しいルート/軽いランニング
     – 週3〜5回、30分程度を目安に。忙しい場合は「日常動作で+1000歩」を目指すのも有効です(「健康増進普及月間」の推奨値として、60歳未満で1日8,000歩・60歳以上で6,000歩などの指標も紹介されています) city.uenohara.yamanashi.jp

  • 週2〜3回の筋トレ(椅子・壁・自体重)
     – スクワット・壁腕立て伏せ・腹筋・プランクなどを10~15分で行う習慣をつくる。痩せて筋肉量が低下している人は週3回以上を目安に。

  • 頭+体を使う運動/活動
     – 例えば「音楽を聴きながらリズムに合わせてステップ運動」「ウォーキング中に昔の出来事を5つ思い出してみる」「片足立ち+暗算」など。楽しみながら取り組めるものが継続しやすい。

  • 食事のバランスチェック
     – 毎食、野菜およそ一皿分(70 g程度)をプラスする。日本人成人の野菜平均摂取量は約280 g/日で、目標の350 gには約70 g不足しているというデータあり。 city.uenohara.yamanashi.jp
     – 魚を週2回以上/赤身・白身両方・調理法にも注意。
     – たんぱく質(体重×1.0gを目安)確保。加工食品・菓子類の頻度を減らす。

  • 生活習慣病リスクのチェック
     – 血圧・血糖・脂質・肥満・運動習慣などを定期的に確認。特に糖尿病・高血圧・脂質異常は認知症リスクを上げる因子であるため、異常があれば早めに対策。

  • 睡眠・喫煙・飲酒・社会参加も手を抜かない
     – 良質な睡眠(量・質とも)は、記憶の定着・脳の修復にも重要です。喫煙・過度飲酒・社会的孤立などは認知機能低下のリスクを上げます。

  • 定期的な脳トレ・知的活動
     – パズル、クロスワード、読書、新しい趣味など、頭を使う活動を週数回以上行う。運動と組み合わせると効果的です。


筋トレ・健康増進との関連性(補足)

本記事テーマ「健康・筋トレ」視点から、認知症予防における筋トレ・運動習慣の価値を改めて整理します。

  • 筋トレを行うことで、筋肉量・筋力・骨密度・代謝・ホルモン環境(テストステロン・成長ホルモンなど)・インスリン感受性が改善され、これらは認知機能・脳の健康とも関連があります。

  • 筋トレ習慣がない(筋力低下・サルコペニア)人ほど認知機能低下リスクが上がるという報告もあります。例えば、筋肉量が少ない高齢者は認知症発症率が高かったというデータも出ています。

  • 筋トレ後の「筋肉から分泌されるマイオカイン(例:IL‑6の変形版、IGF‑1、BDNF促進因子など)」が、脳への良好な影響を介在するという研究もあり、身体運動が“筋肉‐脳”軸を通じて認知機能を守る可能性があります。

  • さらに、筋トレは有酸素運動と組み合わせることで、より効率的に「血流改善+神経可塑性促進+筋肉維持+代謝改善」が進み、結果的に認知機能維持に良い影響を及ぼします。


まとめ

・「世界アルツハイマーデー」「世界アルツハイマーズ月間」は、認知症・アルツハイマー病に対する理解・予防・支援を世界規模で促す機会です。
・認知症予防においては、単に「頭を使う」だけではなく、身体を動かし、生活習慣病を予防し、栄養バランスを整えることが鍵となります。
・特に筋トレ・運動習慣は、筋肉・代謝・血管・脳という複数の軸を通じて、認知機能維持に強く関与します。
・食事・生活習慣・運動・知的活動・社会参加・睡眠などを統合して考え、自分自身の「認知機能を守る習慣」をつくることが大切です。
・ぜひこの機会に、自分の「頭と身体の使い方」「生活習慣」「食事」を振り返り、少しずつでも変えていく第一歩を踏み出してみましょう。


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世界患者安全の日


1.世界患者安全の日(9月17日)

テーマ:医療ミス防止、医療の質、安全な診療体制

切り口:患者の自己管理力、正しい情報の理解力(ヘルスリテラシー)向上、セカンドオピニオンの活用法

はじめに

毎年9月17日は「世界患者安全の日」。これは World Health Organization(WHO)が定めた、患者安全(Patient Safety)を世界的に促進するための啓発日です。 世界保健機関+2patient-safety-day.org+2
医療の現場では、診療・治療・薬剤・手術・検査・ケアなど様々なヒト・設備・システムが関わっており、その複雑さゆえに「ミス」や「ヒヤリ・ハット」「不適切な診断・治療」「医療機器の誤使用」「転倒・転落・院内感染」など、患者にとっての危害(ハーム)が起こり得ます。例えば、入院中の患者のうち、ある国では10人中1人が医療の過程で何らかのハームを被るという報告もあります。 ウィキペディア+1
そのため、医療の質・安全な診療体制の確立は、世界中どの国でも重要な公衆衛生・医療政策の課題です。

この記念日を機に、今回は「患者側(利用者側)」の視点にフォーカスをあて、特に 「自己管理力」「ヘルスリテラシー(正しい情報を理解・活用する力)」「セカンドオピニオンの活用」 という切り口で、医療ミス防止・医療の質向上・安全な診療体制のために私たち個人ができることを整理します。


医療ミス・医療過誤・診療の質とは

まず、医療ミスや医療ハーム、医療の質・安全という概念を整理しておきましょう。

  • 医療ミス/医療ハーム:医療を受ける過程で、本来起きるべきでない誤り・逸脱・事故・有害事象が発生し、患者に損害(身体的・精神的・経済的)をもたらす状態。 ウィキペディア+1
  • 医療の質(Quality of Care):医療が、「安全である」「有効である」「患者中心である」「タイムリーである」「効率的である」「公平である」という観点で提供されているか、という指標。
  • 安全な診療体制:ヒト(医療者、患者、家族)、設備・機器、システム・プロセス(診療フロー・チェックリスト・情報共有)などが整備され、エラーの起こりにくい体制が構築されていること。

このように、医療を受ける者も、医療を提供する者も、安全・質の高い医療を目指すための「対策・仕組み・意識」が求められています。

例えば、2025年版の世界患者安全の日では、「Safe care for every newborn and every child/Patient safety from the start!(生まれたときから、子どもすべてに安全なケアを)」というスローガンが掲げられています。つまり、生まれたばかりの新生児・乳幼児に対して、安全かつ質の高いケアを提供することがテーマです。 世界保健機関+1
日本でも、厚生労働省や各自治体が「医療安全」「医療の質」「患者参加」などの観点を強化しており、患者の側も「自分の医療に関与する」時代となっています。


患者の自己管理力がなぜ重要か

医療安全・質の観点から、患者自身が「自分の健康・診療に関わる主体」であることが非常に重要です。これを「自己管理力」と捉えることができます。なぜこの自己管理力が医療ミス防止・安全な診療体制に関連するのか、以下整理します。

1.自分の体・病気・治療を知る

例えば、持病がある人、複数の医療機関・薬を利用している人、高齢者・子ども・障害のある人は、医療において「自分の病状・治療歴・薬(アレルギー・副作用)・検査値」などを把握しておくことが、安全な医療に繋がります。

・もし医療者側が患者の持病・服薬状況・アレルギーを把握していなければ、重複薬・相互作用・誤薬のリスクが高まる。
・患者自身が「この薬ってなんのため?」「この検査結果はどういう意味?」と理解していないと、医療者の説明ミスや情報伝達ミスで、適切な意思決定が行われない可能性があります。
・自己管理ができている患者は、症状が変化した時に早期に気づき、医療機関を受診・相談できるため、急変・悪化・合併症を防ぎやすい。

こうした意味で、患者の「自分ごととしての医療参加」が、医療ミス・不安全事象のリスクを低くすることに結びつきます。

2.治療の継続・フォローアップの質を高める

病気になった後、治療を受けるだけではなく、定期的な検査・フォローアップ・薬の継続・生活習慣の改善などが重要です。自己管理力が高い人ほど「指示どおり薬を飲む」「予約通り通院する」「検査値を把握する」「体重・血圧・血糖などを記録・管理する」などが実践でき、結果として医療の質が高まります。

逆に、自己管理が十分でないと、治療中断・検査未実施・症状悪化・合併症発症といった流れになりやすく、それが医療機関の負荷増・ミスの温床ともなり得ます。

3.診療におけるコミュニケーションの質を上げる

医療者と患者(およびその家族・介護者)とのコミュニケーションが円滑であることは、安全な診療体制において不可欠です。患者側が自己管理できていると、以下のようなメリットがあります。

  • 事前に疑問・不安を整理しておき「この説明でいいのだろうか?」と質問できる。
  • 診療時に、飲んでいる薬・サプリ・アレルギー・他院受診歴などを的確に伝えられる。
  • 医療者が出した説明・治療方針を患者自身が理解・納得してから進める(=インフォームドコンセントが実質的になる)。

このように、患者側が積極的に関与できる自己管理力が、安全かつ質の高い診療につながるのです。


正しい情報の理解力(ヘルスリテラシー)を高める

続いて、「ヘルスリテラシー(Health Literacy)=医療・健康に関する情報を正しく理解し、活用する力」について解説します。これも、医療ミス防止・診療の質向上において極めて重要です。

ヘルスリテラシーとは何か?

ヘルスリテラシーとは、健康・医療・疾病・リスク・予防・治療・検査などに関する情報を“読み解き・理解し・判断して・活用”する力を指します。単に「情報を聞く」・「資料をもらう」だけでなく、「その情報の意味を理解し、自分の生活・状況に即して活かす」ことが含まれます。

例えば、検査結果が「血糖値120 mg/dL」と出たとしても、「これは正常の範囲か?高めか?治療対象か?生活習慣の改善で十分か?」と理解できなければ、ただ数値を聞いたまま放置されてしまう可能性があります。

なぜヘルスリテラシーが医療安全に関係するのか?

  • 医療や検査・治療には専門用語・数値・リスク・利益・副作用・代替案など、必ずしも誰もが理解しやすいものではありません。理解できないと、誤った判断・誤解・治療中断・不用意な自己判断(「◯◯がよかったらしいから薬やめよう」など)につながる可能性があります。
  • 医療機関では短時間で説明が終わってしまうことも多く、患者が「わかったつもり」「聞き流した」状態だと、実際には理解不足であることがあります。そのため、医療者側も「患者が理解できたか」を確認する必要があります。
  • 患者が説明を理解していると、自己管理(前述)・治療継続・適切な受診・疑問質問・副作用報告など、「能動的な医療参加」が可能になります。これが医療過誤・ミス・事故の防止につながります。
  • 逆に、ヘルスリテラシーが低いと、誤った自己判断(ネット情報だけで判断する・複数の医療機関で情報が食い違い、どこを信じていいか分からない)などを招きやすく、医療安全の観点からリスクが高くなります。

ヘルスリテラシーを高めるためのポイント

  1. 疑問を持つ・質問する習慣をつける
    – 医療者の説明で「これはどういう意味ですか?」「この検査値が予想より高いってどういうことですか?」「薬の副作用はどれくらいありますか?」など、自分の言葉で質問できるようにしましょう。
  2. 資料・検査結果・処方内容を記録・保存する
    – 自分のカルテ・検査値・服薬歴・アレルギー・他院受診歴などをノートやスマホメモに残しておくと、複数の医療機関を利用している場合でも情報の抜け・重複を防げます。
  3. 信頼できる情報源を持つ
    – ネット・SNS・ブログなどに健康・医療情報が溢れていますが、「根拠(エビデンス)があるか」「信頼できる機関(医療機関・学会・公的機関)か」「広告・PR・販売目的ではないか」を見極める視点を持ちましょう。
  4. 自分の状態を知る(基礎データを把握)
    – 身体計測(身長・体重・体脂肪)、血圧、血糖、脂質、腎機能、肝機能、既往歴・家族歴など「自分当事者情報」を整理して、自分がどのリスクにさらされているかを把握しましょう。
  5. 医療者に積極的に参加する態度を持つ
    – 「受け身」ではなく、「治療・検査・説明・フォローアップ」に対して自分の意見・希望・疑問を伝えることで、医療提供側と双方向のコミュニケーションが生まれ、安全性が高まります。

このように、ヘルスリテラシーを高めることは、ただ「教育する・知識を持つ」というより、「自分の医療・健康を管理・活用できる力を持つ」ということです。これが、医療ミス防止・安全な診療体制確立において、患者・医療者双方にとって鍵となります。


セカンドオピニオンの活用法

続いて、「セカンドオピニオン(Second Opinion)」の活用という観点から、安全・質の高い医療を受けるためにどう患者側が動けるかを整理します。

セカンドオピニオンとは?

セカンドオピニオンとは、ある診断・治療方針・手術などについて、主治医の意見以外に、別の医師・施設・専門家に意見を求めることを指します。治療の選択肢を確認・比較するという意味で、患者の権利として推奨される場合もあります。

なぜ活用すべきか?

  • 診断・治療方針が一つではない場合、別の視点・専門家の意見を聞くことで、より最適な方針を選択できる可能性があります。
  • 主治医の説明が十分でなかったり、治療内容が複雑だったりする場合、別の医師から違った説明を受け知識を深めることで、納得して治療に臨めます。
  • セカンドオピニオンを通じて患者自身が「納得・理解」できるかどうかを確認でき、それが治療中・療養中の自己管理・受診行動・フォローアップにもプラスになります。
  • また、誤診・不要な手術・過剰治療・適切でない治療を避けるという観点でも、セカンドオピニオンは安全性を高める役割があります。

セカンドオピニオン活用のポイント

  1. 主治医に率直に相談する
    – 「別の意見を聞きたいのですが」など、主治医にセカンドオピニオンの意向を伝えましょう。医療機関・主治医によっては、相談窓口・紹介先・資料提供をしてくれるところもあります。
  2. 準備しておく情報を整理する
    – 現在の診断書、検査データ(コピー)、治療方針、薬・副作用履歴、経過記録などを整理し、別の医師に見せられるようにします。自分自身でも「こういう治療を勧められました」「この選択肢をどう思いますか?」と質問できるように整理しておくと良いです。
  3. 専門医・大きな医療機関を検討する
    – 特に手術・難治疾患・合併症がある場合、専門医・大学病院・専門施設(セカンドオピニオン外来がある病院)を検討するのが一般的です。紹介状・予約・費用(保険適用・自由診療)を確認しておきましょう。
  4. 情報を比較・検討する
    – 複数の意見を聞いた場合、治療のメリット・デメリット・リスク・費用・経過観察の必要性などを整理して比較します。治療方針を決めた後、自分がその方針に納得できているかどうか確認しましょう。
  5. 治療開始後もフォローアップを怠らない
    – セカンドオピニオンを受けた後でも、治療経過を記録し、疑問が出てきたら主治医・担当医に相談・情報共有を継続します。治療方針が途中で変更になることもあります。

セカンドオピニオンの活用が「安全な診療体制」につながる

・別の医師の意見を聞くことで、治療選択肢の網羅性が高まり、過剰治療・不適切治療の可能性を低くできます。
・患者自身が情報を整理・比較することで、医療提供側とのコミュニケーションが深まり、説明ミス・理解不足・誤解のリスクが減ります。
・医療者側にも「第三者の視点が入る」ことで、診療方針の検討・見直し・チーム医療の強化が促され、安全・質の高い診療につながります。
・結果として、医療ミス・不適切ケア・ハームの発生を減らし、患者が安心して医療を受けられる環境が整いやすくなります。


実践例・習慣化のヒント

上記の観点を日常生活から実践していくためのヒント・習慣化のポイントを挙げます。

  • 診療前に「質問リスト」を作る
    診察前に「聞きたいこと」「不安なこと」をメモしておきましょう。例えば「この薬の目的・副作用」「検査異常の意味」「治療をしないという選択肢はあるか?」など。
  • 検査結果・薬歴を自分で保管・要約しておく
    例えばスマホ・フォルダに「検査年月/項目/結果/主治医コメント」を保存し、次回受診時に医療者に提示できるように。
  • 医療機関を横断利用しているなら、主治医以外の意見も定期的に検討する
    例えば、手術前・転院前・治療方針に疑問があるときにはセカンドオピニオン外来を利用する。
  • 説明を受けたあと、「(自分なりに)この説明を言い換えてみる」
    例えば「この薬は〇〇のために1日1錠です。副作用は□□です。疑問が出たら次回までに聞いておきます」と自分の言葉でまとめると理解が深まります。
  • 定期的に自分の「医療・健康カルテ」を見返す
    過去の検査・受診・服薬を振り返ることで、「あれ?この薬いつから?」「この検査値この前より上がってる?」など、自分の健康状態にアンテナを張る習慣になります。

筋トレ・生活習慣との関連性(補足)

本記事の主題「健康・筋トレ・生活習慣」という観点から、医療安全・医療の質の観点に筋トレ・運動習慣がどう関わるか、補足的に整理します。

  • 運動・筋トレ習慣を持つ人は、血圧・血糖・脂質・心肺機能などの改善傾向が見られ、病気の予防・治療継続に有利です。つまり、疾患発症・進行・合併症のリスクを下げ、医療機関の負荷も減らすという意味で「安全な医療生活」に資すると言えます。
  • 自分の運動・健康データ(筋力、歩数、血圧変化など)を把握していると、治療や検査の際に「私は普段、このくらい動いています」「最近運動量が落ちてますが、関係ありますか?」など医療者に説明できます。これも自己管理力・ヘルスリテラシーの一環です。
  • また、運動中に体調変化・ケガ・不調を感じた時点で自己判断せず、医療機関・専門家に相談する習慣があると、運動によるトラブル→医療ミス的リスク(例:自己判断で無理に継続して症状を悪化させる)を減らすことにつながります。

まとめ

・「世界患者安全の日」は、医療を受ける者・提供する者双方にとって、安全・質の高い医療の提供・受療を促す重要な啓発日です。
・特に患者の側として、「自己管理力」「ヘルスリテラシー」「セカンドオピニオン活用」という観点で動けることが、安全な診療体制・医療ミス防止に直結します。
・加えて、日常生活における運動(筋トレ含む)・健康習慣を意識することが、医療の質・安全性を高める土台となります。
・ぜひこの機会に、自分自身の受療態度・情報理解・生活習慣を振り返り、「次の受診・検査・治療」に備えてみてください。


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