「6月に急増する『梅雨冷え腰痛』の正体とは?今日からできる対処法ベスト5」


1. 気温の低下と体の冷え

梅雨時期には、朝晩の冷え込みが強くなることが多く、体が知らず知らずのうちに冷えてしまいます。体温が下がると、以下のような生理的な変化が起きます。

  • 血管の収縮:冷えにより血管が収縮し、筋肉や関節周囲の血流が悪くなる。
  • 筋肉のこわばり:血流不足は筋肉の緊張を高め、動かすたびに痛みを感じやすくなる。
  • 滑液の減少:関節の中にある潤滑液(滑液)が冷えによって減少し、関節の動きが悪くなる。

このように、冷えは体の循環や機能に影響を及ぼし、関節痛や腰痛を引き起こしやすくします。


2. 高湿度による関節への影響

湿度が高くなると、体内の水分代謝や皮膚・筋肉の熱放散が滞ります。

  • 汗をかきにくくなる:体温調節がしづらくなり、体に熱がこもりやすくなる。
  • 筋肉の柔軟性低下:湿気により筋肉が重たく感じたり、張りを覚えやすくなり、柔軟性が落ちる。
  • 関節周辺のむくみ:余分な水分が関節周辺にたまり、動かすたびに痛みが生じる。

関節は天候の変化に敏感なため、湿度の上昇が慢性的な痛みを引き起こす原因となります。


3. 気圧の変化と自律神経の乱れ

梅雨のように低気圧が続くと、体に次のような影響があります。

  • 交感神経が優位に:低気圧で体がストレスを感じやすくなり、交感神経が過剰に働く。
  • 血管の収縮と筋肉の硬直:交感神経の影響で血管が収縮し、筋肉が硬直する。
  • ホルモンバランスの乱れ:自律神経の乱れはホルモンにも影響し、痛みを感じやすくなる。

これにより、気圧の変化が痛みの感じ方を敏感にし、軽い不快感でも強く痛みを感じるようになります。


4. 日照不足によるビタミンD不足

梅雨時は曇天や雨が多く、日照時間が短くなります。これにより、以下のような問題が起こります。

  • ビタミンD合成の減少:日光を浴びることで体内で合成されるビタミンDが不足。
  • 骨の健康への影響:ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、不足すると骨がもろくなる。
  • 筋力の低下:ビタミンDは筋肉の働きにも関係しており、筋力が落ちると姿勢が悪くなり、腰や関節に負担がかかる。

5. 運動不足と生活習慣の乱れ

雨の日が多いため、外出や運動の機会が減少し、以下のような悪影響があります。

  • 筋肉量の低下:運動不足により、体を支える筋肉が弱まり、関節や腰に負担が集中。
  • 柔軟性の低下:ストレッチ不足により関節可動域が狭くなり、ちょっとした動きで痛みが出やすくなる。
  • 姿勢の悪化:長時間の室内作業やスマホ操作により猫背などの姿勢不良が進行。

改善策①:体を冷やさないための温活習慣

● 毎日の入浴で深部体温を上げる

ぬるめ(38~40℃)のお湯に15〜20分間ゆっくりと浸かることで、体の芯から温まります。血流が促進され、筋肉の緊張も和らぐため、痛みの軽減につながります。

おすすめアイテム:

  • 炭酸入浴剤:血行促進作用が高まる
  • 生姜湯や日本酒風呂:体を芯から温める効果あり

● 温かい飲み物を積極的に摂る

冷たい飲料は内臓を冷やし、体温を下げる要因になります。白湯や生姜紅茶、味噌汁など、内側から温める飲み物を選びましょう。


改善策②:血流を促進する運動とストレッチ

● 朝・夜のストレッチで血行促進

一日2回の簡単なストレッチで、関節と筋肉の可動域を広げ、痛みの原因となるこわばりを予防できます。

おすすめストレッチ:

  • 腰回りのツイストストレッチ
  • 太ももの裏(ハムストリングス)のストレッチ
  • 肩甲骨回し(腕を大きく回す運動)

● 雨の日でもできる室内エクササイズ

ウォーキングができない日は、ヨガやラジオ体操、YouTubeの宅トレなどで体を動かしましょう。目安は1日15〜30分。


改善策③:冷え・湿気対策の住環境作り

● 部屋の湿度を管理する

湿度は50〜60%が最適。除湿機やエアコンのドライ機能を活用し、カビ予防にもつながります。

● 冷気を遮る工夫

床からの冷えを防ぐため、厚手のラグを敷く、スリッパを履くなどの対策が有効です。座布団やクッションで直接冷たい床に触れないようにするのもポイント。


改善策④:食事による体質改善

● 炎症を抑える食材

  • 鮭、サバ、イワシなどの青魚:オメガ3脂肪酸を多く含み、関節の炎症を抑える
  • ナッツ類(特にくるみ):同様に抗炎症作用あり

● 骨と筋肉を支える栄養素

  • カルシウム(牛乳、チーズ、小魚など)
  • ビタミンD(干し椎茸、鮭、卵黄など)
  • マグネシウム(海藻類、ナッツ、豆類)

これらをバランスよく摂ることで、骨や筋肉がしっかりとサポートされ、関節や腰への負担が減少します。


改善策⑤:姿勢の見直しと生活習慣の工夫

● デスクワーク中の姿勢

長時間の座り姿勢は腰に悪影響を与えます。以下のポイントに注意しましょう。

  • 椅子に深く腰掛け、背もたれを活用
  • モニターの高さは目線と同じ
  • 1時間ごとに立ち上がって軽くストレッチ

● 睡眠時の姿勢と寝具の工夫

睡眠時も腰への負担が偏らないようにすることが大切です。

  • 横向きで膝を軽く曲げて寝る(背骨が自然なカーブを保ちやすい)
  • 高反発マットレスや腰にサポートがある枕を使用

改善策⑥:メンタルケアとストレス管理

梅雨は気分が落ち込みやすく、自律神経が乱れやすい時期です。ストレスによる筋緊張は、痛みを増幅させます。

● リラックス法の導入

  • 深呼吸・瞑想(1日5分でもOK)
  • アロマセラピー(ラベンダーやユーカリなど)
  • 好きな音楽や自然音で心を落ち着ける

まとめ

梅雨冷えによる関節痛・腰痛は、単なる気温や湿度の問題だけでなく、「自律神経の乱れ」「血行不良」「筋力低下」「姿勢の悪化」など、さまざまな要因が絡んでいます。したがって、単一の対処法ではなく、日常生活の中で“複合的な予防・改善策”を取り入れることがカギとなります。

特に重要なのは、「温める」「動かす」「整える(姿勢・食事・環境)」という3本柱。これらを意識して生活を整えることで、梅雨時期の関節痛や腰痛を大きく軽減することができるでしょう。


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