日別アーカイブ: 2020年6月1日

ヒップアップで有名なあの種目って本当に効率がいいのか??

こんにちは!
パーソナルトレーナーの阿立です。

本日はあの種目についてお話します。
インスタグラムやYouTubeでよく見かけるヒップアップトレーニング種目である『ヒップスラスト』は本当にヒップアップするうえで効率がいいのか私の考えをお話したいと思います。

結論から言うとヒップスラストはヒップアップを目的とする上で効率的ではありません。

筋肉が成長するために大切な事

筋肉を効率よく成長させるにはいくつかの要素が必要になります。

  1. 張力
  2. 乳酸
  3. 休養
  4. 栄養

上記の4点が筋肉を成長させる上で大切な事です。
順番に説明します。

1.張力
張力は負荷の事です適切な負荷(重量)で筋肉を伸び縮みさせることが重要で
す。

2.乳酸
成長ホルモンを分泌を促す為には乳酸をためる必要があります。
乳酸を分泌することによって脳下垂体から成長ホルモンが分泌します。
成長ホルモンは肌をきれいにしたりするのにも効果的なので男女ともに必要で
す。

3.休養
身体がつかれてきたり疲労が止まると身体は酸性に傾こうとする。しかし実際
に酸性に傾くのではなく骨を分解してカルシウムを出すことによって体をアル
カリ性に保ちます。それによって身体が骨粗鬆症のリスクが上がります。
それを防ぐためにも十分な休養をとることやビタミンC、ビタミンDを摂取する
ことが大事になります。

4.栄養
これは皆さんお分かりのタンパク質ですね。
その他にも筋肉を成長させるためにはテストステロン(男性ホルモン)が必要
になります。女性にもわずかに含まれていますよ。テストステロン値を上げる
ためにはBCAA、アルギニン、リジン、オメガ9、亜鉛が必要になります。

これらの要素が筋肉を成長させるために必要になります。

なぜヒップスラストは効率が悪い??

では本題のなぜヒップスラストはヒップアップをするうえで効率が悪いのか説明します。

まずヒップアップで重要な筋肉は大殿筋です。
大殿筋をトレーニングすることによってヒップアップに繋がります。
他にもヒップアップで重要な筋肉はありますが今回は大殿筋にフォーカスしてお話します。

大殿筋は伸張(伸ばす)ストレスに強いことで有名な筋肉です。
その他に伸張ストレスが強い筋肉は広背筋(背中)、上腕三頭筋(二の腕)です。

ですので大殿筋をトレーニングする際はしっかり伸張ストレスをかけると効率よくトレーニングすることができます。

ヒップスラストを見てみると
一番負荷がかかっているところはお尻を締めるようにしてあげているところですよね。その状態のまま下におろせるかといったらできないんです。
つまりヒップスラストはお尻を締める、筋肉を縮める時のみに働く種目なんです。

そのため大殿筋の特徴である伸張ストレスに強い要素を生かせていないのです。
このことからヒップスラストは効率的ではないことが分かります。

ではヒップアップで有効な種目は??

大殿筋を伸張(伸ばす)ためには股関節を深く曲げる必要があります。
より深く曲げることが出来かつ重量負荷が最もかかる種目はやはり「スクワット」や「デッドリフト」になるんです。

 

女性のお客様の要望の多いランキングトップクラスのヒップアップ。
正しい知識でトレーニングすることが大事ですね。


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